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ほっともっとののり弁に感謝の意を伝えたい。

こんにちは、都内のSNSのプランナーをしているオカモトカズマと申します。

さっそくですが、貴方は「ほっともっと」をご存知だろうか?

ほっともっとは、九州・山口の西日本を中心に、全国と韓国や中国にも出店している持ち帰りお弁当のチェーンだ。

テイクアウトのお弁当屋さんなら、今や日本でも最王手に入るチェーンだろう。

このほっともっとですが、お恥ずかしながら僕は30年以上生きてきて、一度も利用したことがなかった。

その理由は単純で、生活の導線の中にほっともっとがなかったからだ。しかし、そんな僕にも転機が訪れた。

僕は今年の6月に転職をしたのだが、その会社から徒歩3分のところにほっともっとがあったのだ。

あれは入社から3日くらいした日だったと思う。お昼休憩に入った僕は、昼食を買いに会社周辺をブラブラしていると、ほっともっとを見つけた。

「ほう、これが噂のほっともっとか...」と思った僕は、早速その日のランチはほっともっとをキメることにした。この時の選択を僕は後に感謝することになる。自分で自分を褒めてあげたい。自分で自分を撫でれたら、犬を愛撫するようにわっしゃわっしゃと撫で回したい。

僕が入った店舗はタッチパネル式の券売機が導入されており、券を買ってから受付で渡し、出来上がるまでを待つシステムだった。店舗の大半は調理スペースが占めており、券売機のある待合いスペースはまぁまぁ狭く、ランチタイムということもあり結構混んでいた。

タッチパネルを操作しながら、メニューをめくり、へぇ結構種類が多いんだなぁと感動していると、更に僕は驚愕することになる。

僕の目に、とあるメニューが飛び込んできたのだ。

「のり弁当 330円」

「え、何かの間違いじゃないか」と思って二度見したか、そこにはしっかり「のり弁当 330円」と書いてあった。

嘘だろ...安すぎる...。よもや、よもやだ。

断っておくとほっともっとのメニューは総じてお求めやすい価格になっている。大体のメニューが500〜600円くらいに価格帯だし、高いものでも800〜900円くらいだ。

それにしたって、330円は安すぎる。

よく見ると、スタンダードなのり弁には2種類あるらしく、1つは白身フライ、ちくわの天ぷら、きんぴらがのった通常の「のり弁」。

そしてもう1つは通常ののり弁に唐揚げとタルタルソースがプラスになり、ちくわの天ぷらの代わりにメンチカツが載った「特のりタル弁当」。

「特のりタル弁当」でさえ、420円なのだから、驚異的に安い。

ランチの予算感としてMAX800円くらいを想定していた僕は想定を遥かに上回るロープライスに驚きながら、「特のりタル弁当」を購入し、出来上がるのを待った。

注文してから作られるスタイルのため、10分ほど待ち(それでも早い...!)、のり弁当を持ちオフィスに帰った僕は、自席に座りお弁当を広げた。いざ、実食!!

ほっともっとのお弁当は大きく2タイプあって、お弁当の中にごはんが敷き詰められていて、その上におかずが載っているタイプ。そして、おかずとお弁当が別々の容器に入っているタイプ。のり弁当は前者のタイプで、これは個人的な好みなのだが、1つの容器の中に詰まっているのがなんか可愛くて、その時点でテンションが上がる。

「特のりタル弁当」は敷き詰められた白米、その上におかかをまぶし、海苔を敷いてその更に上におかずが載っている。おかずは「から揚」「白身フライ」「メンチカツ」「きんぴら」「たくあん」と実に五種ものっていて、お弁当箱の中にこれでもかとおかずが宝石のように詰め込められている。(これにプラスしてタルタルソースと、『プレミアムソース』か『だし醤油』のどちらか1種を選ぶことが出来るという選ぶ楽しみもあるので、感服だ。ちなみに僕はソースを選んだ。)

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まず僕はお弁当の中央にデデンと構える、白身フライから食べることにした。付属のタルタルソースをたっぷり付けて、豪快にかじる。

サクサクだ....サックサクなのだ...

嘘だろ...めちゃくちゃ美味しい。。。

あっさりとした味わいの白身魚に、タルタルソースが絡むことで淡白さと濃厚さが絶妙にマッチしていて、とてつもなく美味しい。

特筆すべきはサクサクの衣だ。

注文してから揚げているだけあって、揚げたての美味しさがそこにはあり、出来合いのお弁当や、コンビニのお弁当では絶対に味わえない感動だった。

勿論、最近のコンビニはとてもレベルが高いし、ファミチキやからあげクンといったホットスナックも大好きなのだけど、揚げたてのものに出会える確率はかなり低い。出来たてのものも食べたことあるけど、コンビニの揚げ物のサクサクを1としてた、このフライのサクサクさは35いや、40はあったと思う。(個人の感想です。

当然他の揚げ物もサクサクだったし、ソースが2種類もついているので、ア味の変化が楽しめるので、飽きないし、きんぴらやたくわんがいい箸休めになるし、なにより、海苔の載ったごはんが全てを包み込んでくれる。

完璧だ...完璧な弁当で、完璧なランチタイムだった。

おかずやご飯の組み合わせや食べる順番で、無限に近い変化のパターンが起き、とても楽しい。

そして、何よりこの体験がたった420円で味わえるのだ。

勿論、値段が安いから美味しくない、値段が高いから美味しいということが絶対ではないが、この体験をこの価格で...という感動は隠せない。

そして、これは個人的なことだけど、新しい会社に転職して期待と不安がある中で、こんな幸せなランチに巡り会えたことでこれからの幸先がとても良くなる気がした。大変なことや辛いこともあるかもしれないけど、そんな時もほっともっとののり弁があれば頑張れそうな気がする。そんな兆候に思えたのだ。

実際、あれから半年ほどたち毎日楽しく働けている。それは職場のみんなや仕事相手に恵まれているからだけど、ほっともっとのおかげもあるように勝手に感じている。

ほっともっとさん、そしてのり弁ありがとう。

僕が感謝の正拳突き1万回をするなら「ほっともっとののり弁当」に向けてするだろう。

ほっともっとが会社の近くにあってよかった。忙しい時も、頑張った自分へのご褒美にも、ほっともっとのお弁当を食べて、今日も僕は仕事を頑張っている。


もし良いと思ってお気持ちをいただけるとやる気がでます。コーヒー代にします。