![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107644504/rectangle_large_type_2_47fc6256249188eb6a06b2d835d2b55a.jpeg?width=1200)
アフガンのケシ栽培に見る世界の縮図
BBCニュースで、偶然アフガンの現状についての
ニュースが報じられていました。
ニュースでは2021年9月に米軍がアフガンから完全撤退
して以降、ケシの栽培が5分の1に減少したと語っていた。
これは何を意味するのか?
ケシといえばヘロイン等危険薬物の主な原料となるもの。
米国が2011年の9.11同時多発テロをきっかけに
ビンラディン率いるイスラム過激派を掃討すると言う
大義名分を掲げて侵攻し、その後20年に渡り戦闘状態
を継続させ、最終的に一体何がしたかったのかの総括
もなく、撤退したという事が歴史的な流れである。
その間ケシ栽培が横行し、アフガンは世界の主要生産拠点
となった。
一見すれば、戦時下にある貧しい民衆が生活の糧を得る為
アフガンでケシの栽培が増加の一途を辿ったと言う事が一般
メディアで報じられて来た事であろうと思う。
そしてタリバンという名を聞くだけで、殆どの方は民衆を
抑圧して来たとんでもない連中とのイメージを持っている
筈。
しかしアフガンで長年支援活動を行い、殉死された中村哲
さんもタリバンは決してアフガンの民衆を搾取弾圧する様な
組織の印象ではないと語っておられた様に、真相は決して
そうではないだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1686150746907-KRE9bOLa6b.jpg?width=1200)
つまり米軍駐留時にケシ栽培が増加して、撤退後5分の1に減少する。
即ち米軍駐留を縦にして、CIA、ないしは命を受けた裏組織が暗躍して
思う存分ケシ栽培を遂行させ、ヘロイン鋳造から密輸まで流通に関与
してきたであろう事が実は実相に他ならないのである。
散々主要メディアにより、極悪組織である印象操作を私も含めて
受けて来たわけであるけど、実態は国際金融資本の支配と
隷属から、アフガニスタン国民を必死に守り続けてきたのが
タリバンだったという事である。
昨年のメディア報道では、むしろ米軍撤退後ケシ栽培が
増加しているという記事も目にした。
![](https://assets.st-note.com/img/1686151960954-rJWKnpsCZo.png?width=1200)
しかし6月7日のBBCニュースにおいて、真逆であるケシ栽培
は5分の1に減少していると実態を報道。
BBCニュースと言えば日本で言えばNHKの様なもの。
そのニュースで真実が報道される様になったという
事はある意味潮目が変わってきているとの見方もできる
かもしれない。
勿論米軍やCIAがケシの栽培に関与していたとまでは
報道はされない。
だけどニュースの報道から俯瞰して物事を見れば、何が
真相であるかは自ずと見えてくるものである。
20年の米軍駐留により、武器消費やヘロイン密売も含め
それらの利権の恩恵を受ける事ができたであろう軍産複合体
の存在。
日本においても、世界の薬品の最終処分場だと言われる様に
タリバンが存在しないわが国の巨大利権は、決して彼らが
手放す事をしたくない、美味い市場に違いない。
より市民が目ざけるしかないのがわが国の実情だと
言う事ではないだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?