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【鍼灸編】深層部の硬結に当てるための押手の使い方
こんにちは、鈴木一登です(@suzuki_kazuto33)
ハムストリングスなど筋が厚い部位で
硬結部位が深いところへ刺鍼をしていく時には
刺入でコントロールするのではなく押手の圧が重要になります
押手の圧のポイントとしては
深く圧をかけながら当てたい硬結部位に押手を作る
というのが大切です
![](https://assets.st-note.com/img/1701702244895-M4gIRNjo3T.png?width=1200)
深層部の硬結を発見しても
押手の圧が弱いと刺鍼をした時に
途中で方向が変わってしまい
硬結にうまく当たりません
ポイントしては以下の様になります
【押手のポイント】
1、硬結部位を発見したら指の垂直圧をキープしたまま押手を作る
2、押手を作ったら少し押手全体で沈めていく
3、鍼管が硬結部位に当たる様に立管する(この時にも圧が抜けやすいので注意)
4、切皮して刺入する時も押手の垂直が抜けない様に気をつける
5、抜鍼時にも押手の圧が弱いと刺鍼部位がピリピリするので垂直圧は抜かない
ハムストリングスの垂直圧のイメージとしては
垂直圧がそのまま硬結部位に当たるまで沈めていく感じです
なので思っている以上に強めに垂直圧を加えていきます
学校で習うぐらいの圧だと弱いので
強めで垂直圧をかけましょう
垂直圧が強いと切皮時にも痛みが軽減しますので
弱いよりは強い方が絶対にいいと自分は思います
まとめると押手ではなく鍼をコントロールして硬結部位に当てようと思うと当たりません
鍼と硬結部位の距離を縮める様に押手で垂直圧を強く入れてから刺鍼をして下さい
硬結部位が近いと鍼に捉えた感覚が伝わりやすくなり
結果が出やすいのでぜひお試しください
鈴木一登
プロフィール
![](https://assets.st-note.com/img/1701702301409-E5Lye9VTHI.png)
【資格】
⚫︎柔道整復師
⚫︎鍼灸師
【専門分野・得意分野】
⚫︎産後ケア、マタニティ
⚫︎現代鍼灸アプローチ
【運用Web.SNS】
⚫︎Twitter:鍼灸のテクニックや解剖学について発信します(たまにサザン)
⚫︎Instagram:ほぼサザンと草野球の投稿しかしません
⚫︎LINE Official:ちょっとした呟きを配信
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