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【残業代】出ない会社は辞めるべき?ボランティアさせる会社は即脱出
「残業してるのにどうして残業代出てないんだ・・・」
「残業代が出ないって違法じゃないの・・・?」
こんな風に悩んでいませんか?
<この記事を書いている人>
◆ 転職エージェント歴16年&自身も5回の転職を経験。
◆ 転職系の企業メディアへのコラム寄稿依頼も頂いています。
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今回の記事では、残業してるのに残業代が支払われない。
それを理由に会社を辞めるべきか考えているあなたを「即行動」へ導きます。
この記事を読んでいただければ、いかに環境がおかしいかがわかります。
行動を起こし次に入る会社では働いた分がしっかりと支給されます。
<参考記事>
【2024年最新】第二新卒・短期離職向け転職エージェント15選+α
【2024年最新】総合力オススメ転職エージェント13選+α
< こんな方にオススメ >
◆ 残業した分の全額が支払われていない
◆ みなし残業はあるが超えた分が支払われていない
◆ 周囲は残業代が出ないことが普通っぽいが正直辞めたい
【残業代】出ない会社は辞めるべき?ボランティアさせる会社は即脱出
■ 残業代を支払わない会社はすぐ辞める方向で考える
毎日残業してるのにしっかりと残業代が出ない。
周りは出ないことが普通になっているようだけど。
そんな理由で会社を辞めるべきか悩んでいませんか?
同様の悩みが相談サイトに投稿されていました。
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お金にならない労働。
こんな当たり前のことを言うのもあれですが・・・
残業しているのに残業代を法定通り支払わない会社は
「さっさと辞めるべき」が結論です。
近年よく耳にする「やりがいの搾取」です。
特に上記の相談内容の企業は色々アウトです。
わかりやすく言えば労働力をタダで使われている「ボランティア状態」です。
周囲がそうしているから自分もそうしてしまうのは「隷属(れいぞく)」とも言えてしまう状況です。
■ 残業代・休日出勤手当に関する実態調査
いまだに
社員を強制して働かせて
正当に残業代を支払わない
それを当たり前のことと思わせる
そんな会社は存在します。
東京都に置かれている「東京都産業労働局」による
都内の従業員30人以上の3,000社
回答を得られた正社員2,000人
の「残業代の支払い」「休日出勤手当の支払い」に関するアンケート調査があります。
※内容は2016年3月分の残業代、休日出勤手当が対象です。
公開されている2017年3月集計時点の回答が下記です。
【 残業代支払いに関する調査結果 】
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【 休日出勤手当に関する調査結果 】
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驚くことに・・・
残業代に関しては16%、休日出勤手当に関してはなんと25%が「支払われていない」と回答しています。
会社によっては残業することを「事前の申請方式」にしているところもあります。
でも実態は「申請しにくい環境」を作って自主的に残っているという事実を作っている悪質性も見られます。
しかし・・・
あなたはボランティアでも会社の奴隷でもありません。
お金を出さない会社に「無給で労働力を提供」する必要も義務もないんです。
■ 残業代を支払わないのは明らかな「違法行為」
残業代は会社によって支給方法がありますが・・・
実際に働いた分を支払わないことは「違法」です。
過去には大企業でも残業代の未払いが裁判沙汰になって、過去に遡って合計何億円も支払ったというニュースに取り上げられたことは何度もあります。
営業職の場合は、所定時間分の「みなし残業代」が給与に含まれていることがあります。
この場合はその時間「残業してもしなくても」支払われています。
その場合は
「何時間分がみなし残業」なのか?
それを「越えている分」がきちんと支払われているか?
これらを就業規則や給与明細で確認してください。
次の項目では、残業代が支払われない会社はすぐに離れる準備をするべき理由をお伝えします。
< 関連記事 >
【仕事】終わると毎日クタクタに疲れる!年齢を重ねる上で見直すこと
残業代が出ない会社は辞める準備をすべき理由
■ 残業に関する法律(ルール)を再確認
まず「残業に関するルール」をおさらいしましょう。
労働基準法では「労働時間」は
1日の労働時間の上限は8時間
週の労働時間の上限は40時間
対して「残業時間」は
月の残業時間の上限は45時間
年間の残業時間の上限は360時間
と定められています。
これをこえて勤務した場合、「法定外割増賃金」として1.25倍(25%増)で支払わなければならないことも法律で決まっています。
(労働基準法37条の1)
また、法定休日に出勤した場合は「法定休日出勤割増」として1.35倍(35%増)で支払わなければならないことも決まっています。
(労働基準法第37条の1)
出典e-Gov法令検索「労働基準法」
こうした・・・
法律で決まっていることを守らない。
その時点で会社のコンプライアンス(法令遵守)意識はヤバいです。
もしもタイムカードなどの勤怠管理で退勤したことにして、残業を強制する会社は完全ブラックでしかありません。
働かせてお金を払わないのはもはや詐欺です。
■ 残業代未払いに対する世の中の実態
ここまでで
残業代は法的に支払わなければいけないもの。
それを払わない会社からは早く離れるべきということ。
おわかりいただけたと思います。
しかしSNSを見ていても実際に存在する悲しい現実があります。
私、前回、あとは無理だって言ったよな?昨日もこれは無理だって言ったよな?なんで同じレベルのものが送られて来るんだよ!!
請求倍乗せしてやる!と思うけど、別に私の給料は増えないし、残業代も出ない。
残業代出ないのにやる気出せ、休日も勉強しろって無理でしょ〜(ケラケラ)
勝手にタイムカード押してそっからダラダラ喋りながら仕事させるのってどうなのよ?
こんな環境にいると感覚が麻痺してしまいますが、これは異常なことですからね。
決して慣れてはダメ、従うこともダメな内容です。
仕事は好きだからと言ってスルーするのもダメです。
管理職になると残業代が出ないということはなんとなく知ってる人も多いと思います。
今まで出ていた残業代がなくなって肉体的にも金銭的にも苦しくなるなんて話も聞きます。
1ヶ月の残業が100時間
または2〜6ヶ月の平均残業80時間
これが「過労死ライン」と厚生労働省も定めています。
出典:厚生労働省「STOP!過労死」
上記リンクから
「疲労度のチェック表」
「労働に関する相談窓口」
の連絡先がPDFでダウンロードができます。
労働環境が過酷だと感じる方はぜひチェックして、心身を壊す前に公的な機関に報告・相談してください。
■ 残業代のほか「通常の給料」の注意点
支払われるお金で言えば、これは給与の支払いに関しても言えます。
1日でも「給与の支払い」が遅れるなどがあった場合は資金繰りを疑いましょう 。
こちらも
< 賃金支払い5原則 >
通貨払い
直接払い
全額払い
月1回以上払い
期日払い
の5原則が法律で定められています。
(労働基準法24条)
出典e-Gov法令検索「労働基準法」
「残業代の未払い」は上記のうち「全額払い」にも違反することになります。
こうした勤務時間の管理や賃金支払いがずさんな会社は先は長くありません。
声を上げて改善できる環境ならすでに誰かが言っているでしょう。
残業をたくさんしないと給与支払いができないようなビジネスモデルなのかもしれません。
どちらにせよそのやり方で今後何十年も持つのは時代的にも難しくなるでしょう。
共倒れする前に次の項目では、残業代を支払わない会社を「辞める順序」をお伝えします。
< 関連記事 >
【仕事】平日にプライベートがないほど残業。人生を変える3ステップ
残業代が出ない会社の辞め方と手順
今後のあなたの大まか動きは
まず残業代の出ない今の会社を離れる
情報をしっかり得て残業代の出る会社へ移る
この2点です。
とはいえ、残業代が出ない会社を辞めましょうと言ってもどうやって辞めればいいのか?
そして未払いの残業代をもらうにはどうすればいいのか?
その流れは次の3つです。
< 残業代の出ない会社の辞め方 >
住まいの地域の労働相談窓口への相談
会社に未払いの残業代の支払いを要求
残業代未払いを理由に残業を拒否
順に解説します。
1.住まいの地域の労働相談窓口へ相談
これまで会社の悪い習慣に従ってきた優しいあなたです。
いきなり会社に異議を申し立てるのには勇気がいるでしょう。
でも心配はいりません。
そんな方のために全国各地に「労働相談の窓口」が379箇所も設置されています。
まずは下記のリンクから厚生労働省の「総合労働相談ページ」に入ります。
ページ下部に画像のように「都道府県別」で近くの窓口を検索できるようになっています。
出典:厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
近くの窓口に連絡をして残業代が未払いであることを相談してください。
そして実際に出向いて下記の証拠となるものを見せるので、必ず取っておくようにしてください。
< 証拠として必要なもの >
◆ 雇用契約書(残業に関する記載があるもの)
◆ タイムカード(勤怠システムの画面プリントでもOK)
◆ 実際の退勤時間の証明(家族に帰宅する旨のLINEでもOK)
◆ 給与明細(残業時間が記載されているもの)
2.会社に未払いの残業代の支払いを要求
1で労働相談をすると内容が悪質と判断されれば直接指導が入ります。
すでに相談したことを伝えて・・・
「未払い残業代」を支払うよう申し出てください。
申し出る先は直属の上司、言いづらいなどがあるなら総務や経理担当でもOKです。
3.残業代未払いを理由に残業を拒否
申し出をしたら未払いを理由に残業を拒否してください。
会社側から何か言われたら「そのまま相談窓口へ問い合わせします」と伝えます。
会社は労働基準監督署から指導が入ることを嫌がります。
この正当性を理由に逆手にとって強気に出ましょう。
言われるまで残業代を支払わなかった会社。
支払ったとしても居続けることはやめるべきでしょう。
ここから退職届を出すわけですが退職理由は・・・
「一身上の都合」ではなく「残業代の未払いが続いたため」と記載しましょう。
そして
◆ 何月何日まで有給休暇を取得
◆ 何月何日付で退職する旨
ここを明記してください。
ここまでで残業代支払いの意思が見えない場合。
労働審判になるので労働相談窓口を通じてその流れを踏みましょう。
下記のサイトでは専門家が労働審判まで説明していますのでご参照ください。
参考:身近な法律情報誌「リーガレット」
さて、これで違法な会社とオサラバです。
次の項目では、同じような会社に入らないよう「事前情報」を得ながらの転職方法を解説します。
残業代が出ない会社を辞めて「良い環境で働く」ための方法
転職エージェントサポートに登録
「非公開求人」と「企業の内部情報」を得る
面接では「残業に関すること」をしっかり確認する
順に解説しますね。
1.転職エージェントサポートに登録
私自身、社会人生活20年のうち大半を派遣や職業紹介などのエージェントとして従事しました。
だからこそ転職にはエージェントの利用をして欲しいとメインサイトで発信しています。
単独での転職活動、特に働きながらの活動では次の転職先が決まるまでに通常3ヶ月くらいかかります。
でも転職エージェントのサポートを利用することで以下の内容を全てあなたに変わって行ってくれます。
◆ 表に出ない情報の提供
◆ 希望に合う求人の検索
◆ 希望企業への応募作業
◆ 企業との各種やりとり
◆ 面接日程などの調整
◆ 面接へのアテンド(案内)
◆ 面接後のフォローアップ
◆ 内定時の条件交渉
まず登録後の「初回ヒアリング」であなたの経歴と希望条件をしっかりと伝えましょう。
「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいなら仲間と行け」
アフリカのことわざですが、より先を見越した転職には「仲間・サポーター」をつけてください。
早ければ1ヶ月以内に転職先を決定、転職完了も可能です。
求人の内容もエージェント企業によって変わるので3つから5つを競合させながら利用すると良い案件に出会いやすくなります。
2.「非公開求人」と「企業の内部情報」を得る
大手の「転職サイト」などには多くの求人が掲載されています。
しかし・・・
それらはサポート企業が持っている全部の求人の「3割程度」しかありません。
その他7割は企業の希望による「非公開求人」なんです。
その他、転職エージェントは営業職ですから、求人企業に訪問や電話などの方法で常に「企業内部のリアル情報」を聞き出して保有しています。
◆ 離職率が高くないか?
◆ 社風が自分に合うか?
といった「長く続けていく」ための「ギャップを感じない」貴重な情報を得てください。
これらはあなたが利用しなければ価値を発揮しない情報です。
ここを得るか得ないかで結果が変わるといっても大袈裟ではありません。
< 注意! >
転職サイトとは企業がお金を出した「広告」です。
ここに「リアル」な社内情報は絶対に載りません。
だからこそ「広告に頼らない採用」をする求人をエージェントから聞いてください。
3.面接では「残業に関すること」をしっかり確認する
ここは面接を受ける全ての企業で確認してください。
今回の記事のテーマは「残業代の未払い」を理由にした転職活動です。
なので、同じことが起こらないよう「残業代に関すること」はしっかり聞いておきましょう。
※場合によっては、現職で違法に支給されなかったことで慎重になっていることを伝えても良いでしょう。
これは法律で定めれられていることなので、何も心配する必要はありません。
仮にそれで不採用にするような企業には入らないでよかったと思うようにしましょう。
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残業代出ない会社は辞める!解放されて未来を描く!
人は周りが当たり前としていることにだんだん疑問を感じなくなっていく生き物です。
これは心理学では「ハーディング効果」と呼ばれています。
< メモ >
ハーディングとは「群衆」や「群れ」と言う意味です。
赤信号、みんなで渡れば怖くない的な事を指します。
自分だけ不満や疑問を持ってるのではないか
おかしいのは会社ではなく自分ではないか
そう思い込んでしまいます。
ブラック企業にはよくある状態です。
1日も早くその呪縛から解放されて、正しい世界で前向きに未来を描きましょう。
残業代は働いたあなたの「確かな権利」です。
それを支払わない会社は撲滅すべきで、それはあなたの「勇気ある一歩」から始まります。
あなたが
・悪い環境から解放され
・転職のパートナーを得て
・必要な情報を事前に得て
・納得の社風・環境と出会う
そうして自由に羽ばたくことを心から応援しています。
<参考記事>
【2024年最新】第二新卒・短期離職向け転職エージェント15選+α
【2024年最新】総合力オススメ転職エージェント13選+α