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伊豆の長八美術館 に行った話

用事があって伊豆の松崎町に行ったので、伊豆の長八美術館に立ち寄りました。伊豆の長八と言っても誰のことかわからないのが普通だとは思いますが、江戸時代から明治初期にかけて壁に塗るだけだった漆喰を芸術の域まで発展させた工芸家である入江長八のことを指します。

入江長八

松崎というところは、伊豆の中でも古くから栄えた町で、今でもなまこ壁が有名な温泉もある観光地です。山が海岸まで迫る伊豆の西海岸の中でも比較的広い平地がある地域で、那賀川沿いに植えられている河津桜の並木が早春にはとても美しい風景を見させてくれます。

長八が生まれ育ったのは松崎ですが、有名な作品はお客さんのいる江戸・東京で作られました。その多くは震災や戦災で失われてしまいましたが、残った作品の一部が、この長八美術館に集められています。

伊豆の長八美術館

伊豆の長八美術館

あまり大きな美術館ではありませんが、漆喰を生かした美しい建物です。

なまこ壁に囲まれて進むと入り口。
入り口から駐車場方面を振り返る

この美術館が出来たのは昭和59年ですが、その前からずっとあったのは美術館の向かいにある長八記念館です。ここはお寺でもあるのですが、その天井に描かれた雲龍はとても迫力のあるものです。美術館のついでにぜひ立ち寄ることをオススメします(自動車の方は美術館の駐車場に置いたままで)。

浄感寺内長八記念館

漆喰という時が経つほど白さが増すという素晴らしい素材を芸術の物とした長八の技を堪能していただければ幸い。

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