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う、動くぞ! - ラテカセを発掘

先日、信州まで出かけた時に、実はコイツを置きっぱなしにしていたことを思い出し回収してきたのでした。それは「ラテカセ」、ラジカセはラジオとカセットレコーダの組み合わせですが、これはテレビも付いています。

ラテカセ

いやぁ懐かしい。上面はかなりホコリまみれになっていましたが、思った以上に状態は良いです。さすが信州だ。

カセットの辺りはこんな感じ。ラジオ(短波あり)はダイヤル回してチューニングです(ここには映っていませんがテレビの上辺りにダイヤルがある)
上面にカセットの操作ボタンとボリュームやらラジオのバンド切り替え(テレビもバンドの扱い)、そしてカセットとテレビ・ラジオの切り替えスイッチ。

このテレビ、チャンネルのダイヤルであるとかボタンは無くてラジオのように電波をスキャンして強度のある場所で止まるだけ。なので左と右への移動しかありません。

マニュアルにしてツマミを回して微調整

電源を入れるとラジオはちゃんと聞くことができました。テレビはというと肝心の電波が発射されていないのでマトモな画面を出すことは出来ず、砂の嵐が出ることまでは確認できました。きちんと確認するにはRFモジュレータを探し出してビデオ信号をアンテナ端子に突っ込んでみるしか無さそうです。

テレビ側の側面には画面の調整ツマミたち。あ、78年製のシールもありますね。

ラテカセはいろいろな家電メーカーから出ていたようですが、これは日立製。ラテカセの中ではあまりメジャーではなかったかもしれませんが、オークションサイトでは同型のものがいくつか見つかりました。

裏面にはちゃんと大きな表示

なんと乾電池でも動作するのですが、いったい何本必要なんだ。もしかしたらテレビ部と他で違う電池を使うようになっていたような気もします。

電池部分の蓋を開けたところ

実はこのラテカセ、高校時代には自室のテレビとしても活躍していたのですが、放送を見るというよりはビデオの編集用モニタとして使うことも多かったです(カセットやラジオを聞くのは別にステレオコンポがあった)。

自室でプログラムを作っている高校生の私。
APPLEの右には東芝のポータブルビデオ(β)があり、
その上にこのラテカセが映っています
ちょうどこいつが映っているところをキャプチャ

今さら使うことも無いような気もしますが、レトロPCでも繋いでみますか。調子が悪ければ(もしくはビデオ入力を探すために)分解してみて、写真を撮ってみても楽しそうですが、結構スカスカな気もします。とにかく45年の時を越えてちゃんと動く当時の家電に感激!

日立カラー見聞録C6 630

#ラテカセ #日立 #C6630 #レトロ家電 #分解候補





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