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ファイルサーバの健康診断 - さようならBackBlaze

時折ハードディスクの分解記事を載せたりしているのも、以前は部屋にサーバラックがおいてあって、入っていた多くのサーバのHDDが引退したのと、巨大ファイルサーバから寿命の尽きたHDDが定期的に補充?されているからでもあります。

さて、ファイルサーバのメンテナンスもだいぶサボっていたのですが、AmzonのBlackFridayで、うっかり?16TのHDDを買ってしまったこともあり、入れ替えも兼ねてメンテナンスを行いました。そういえば最後のメンテの記事は

Backblaze 最新レポートと ファイルサーバの更新

でしたね。ここしばらくはトラブルもなく安定して動作していました。今回は稼働時間が10万時間を超えた3TのHITACHIドライブを引退させて16Tを追加しました。これでトータルのディスク容量は23台で160Tとなりました。

ドライブ一覧

amazonでHDDを買うのは少し不安もあり、再調整品と書かれてはいましたが、封も開けた形跡はなくSMARTで確認しても稼働時間は0となっていました。セールでだいぶ安くなっていたのですが、180日間の保証もあるし、大丈夫ところは大丈夫なようです。

入れ替えても平均稼働時間が4万時間くらいなので、もう少し若返りを図る必要はありそうです。SMARTの警告が出ているドライブがあるのが気になるのですが、検査ではエラーが出ないので、製品固有の事情もありそうです。やはりST8000DM004は安かったのでいくつも買ってしまいましたが問題がありそうです。もうSMRを買うことはありません。

さて基本的に3台を組みにして使っているのですが、異なる容量をうまく組み合わせるのに苦労します。ベースがWindows10なのですが、使っている裸族のスカイタワーではダイナミックディスクの構成を選ぶことが出来ないのです。仮想マシンを使ってホスト側でオフラインにしたドライブを仮想マシンで直接マウントすればパフォーマンス低下も目立ちません。どういうわけか仮想マシン側ではダイナミックディスクを作れるので、こちらで複数のドライブを組み合わせて8Tを基本にドライブを作っています。ただドライブに障害が発生した時にはダイナミックディスクはすぐに壊れてしまうので、あくまでバックアップ側に限定しています。

実は春先にドライブの構成を変更した頃から、使っていたBackblazeのパフォーマンスが大幅に低下して、いつまでたってもバックアップが完全な状態にならなくなってしまいました。16Tくらいのバックアップが必要になったのですが、更新したファイルを処理する時間が大幅に増加してしまい、日々の更新と合わせると、どうやら永久に更新できない気配を感じたので、もう諦めることにしてサービスを解約してしまいました。そもそも8Tをベースにしたのも、バックアップの返送サービスが最大8Tまでだったからで、これで晴れて16Tのドライブも作れるようになりました。

もうドライブレターも増やせないですし、結局、Backblazeからディスクを送ってもらう羽目にはならずに済んだのも確かです。さすがに160Tともなるとクラウドサービスに頼るのは難しそうです。クラウドサービスのコストも高くなりつつありますし、ローカルで頑張るしかなさそうです。

ヘッダ画像は以下のものを使わせていただきました。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Backblaze_Logo.svg
By Backblaze - Extracted from: https://secure.backblaze.com/press/Ventura_Backblaze.pdf, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=78366155

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