《枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず)》 宮本武蔵
いのちと向き合って
剣を構え
こころと向き合って
筆を振る
言わずと知れた二刀流の元祖、宮本武蔵の作品です。
もし彼がいなかったら二刀流は…
それでも時代小説などで生み出されていたのでしょうか。
私にとって武蔵の情報源は
吉川英治さんの作品が唯一と言っていいかも知れません。
後年、お通さんが実在しないと知ってショックを受けたこともあります。
最初にこの絵を見たとき武蔵作だとは知らずに
「なんか緊張感のある絵だなあ」と思い
作者名を見て驚きました。
小説の中に、絵を題材にした部分は出て来るのですが
まさか武蔵の実筆に出会えるとはと感激していました。
真剣勝負の孤独さ、緊張感がそのまま伝わって来るようです。
ちなみに題名の「鵙」とはモズのことです。
【美術詞】短い言葉でアートを表現
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