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民主党討論会の第2ラウンドの勝者は?

 7月末に2日に渡って行われた民主党の大統領候補者間の討論会が終わった。6月末に続き第2ラウンドであった。20人の候補者が、一晩に10人ずつ登場して討論し、それがテレビ中継された。第1ラウンドで勝利を収めたのは、本命と見られているジョー・バイデン副大統領の過去の言動を攻撃したカメラ・ハリス上院議員であった。このカリフォルニア州選出の女性に注目が集まった。

 第2ラウンドのハイライトは、このハリス上院議員のカリフォルニア州の司法長官時代の言動への批判であった。第1ラウンドではハリス議員がバイデンの政治家としての過去を研究して弱点を突いた。同じようにハワイ選出のタルシ・ガバード下院議員が、ハリス議員の経歴を調べて問題点を叩いた。ハリス議員は不意を突かれた格好となった。バイデンに待ち伏せ攻撃を掛けたハリスをガバードが待ち伏せた。これでガバードに注目が集まるようになった。

 ガバードは、1981年生まれなので、まだ30代である。女性ながら軍隊に志願し中東で2回勤務している。2020年の、つまり来年の大統領候補者として民主党の指名を受けられるかどうかは不明である。だが副大統領候補としては面白い存在だろう。民主党が政権を取れば、国務長官とか国防長官という役回りも、ありそうである。さらに、もし70歳代のトランプ大統領の年齢まで政治の世界で活躍すると仮定すれば、これから何回も大統領選挙に出馬できる。タルシ・ガバードという名前に、長く付き合うことになりそうである。

写真はタルシ・ガバード下院議員 
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tulsi_Gabbard,_official_portrait,_113th_Congress.jpg

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