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振り返るタコスつくる男(1)

12/2、12/10とタコスを都内で売ってみた話
振り返り1 知ってもらわなきゃ始まらない
振り返り2 お客に刺さるには美味いを超える感動が必要
振り返り3 一先ず励ますような「〇〇が良かったですよ」は脱出できた

振り返り1「知ってもらわなきゃ始まらない」
たかがタコス
ブルーコーンを知ってもらうために始まったタコス出店企画だったが、そもそも、タコスに世間がそれほど期待していない事実が露呈した。第一回のタコス販売では6時間稼働して来店したのは6人だった。誰もわざわざ足を運ぶほどタコスに期待していないのだ。もちろん他にも要因は多くあるが、期待されていないことは明白だった。タコスを食べたお客は2分された、一つは「うん、美味しい(予想の範疇だな)」という層、もう一つは「……!‥美味しい!」という層である。前者は知タコス派の人間で、我々のタコスにユニークな美味しさを見出しつつも、頭の片隅には伍するタコスが2,3浮かんでいたようだ。後者は鎖コス(さこす)していた人々で、たかが南蛮料理と思って口にしたタコスが放った大砲の凄まじい音に驚いたのである。
多くの日本人は後者で、タコスのことを「たかが南蛮料理」ぐらいにしか思っていない。私もつい先日まではタコス含めメキシコ料理を失礼ながら粗野で未開の料理ぐらいにしか思っていなかった。そんなタコスをいくら美味しく作ったところでブルーコーンはおろかタコスの魅力すら伝わらない。何かを宣伝する為には、多くの人がすでに経験している魅力と絡める形で宣伝しなければ伝わらないことを知った。まずは中身より見た目である。
そこで我々は先達らの助言を受けつつ宣伝に力を入れたのであった。-続く-

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