タバコと煙草と弦とバタコ
ずっと下書きになってた記事です。
↓
2021.10.01またもや値上がりしましたね。
もはやエレキギター弦。
今のメイン機メビウス8mm Box shortは¥580。
ギリギリ大台の手前で踏みとどまっている。
アメスピなんて¥600！
パッと出てくるタバコ遍歴
○→長かった銘柄
ゴールデンバット(デビュー！見た目で買った
ジョーカー(特攻の拓で知った！
○キャスター(トゲがない優しい系
クール(スッキリ系
○セブンスター(Theオッサン煙草
○マルボロ(ロックと言えばマルボロとフェラーリ
アメスピ(ハーブ？長持ちする
○メビウス(スタンダード型
煙草には沢山思い出があります。
高校の時に初めて買った本物のギター(Fender Custom Shop製)にクラプトンみたいにギターのヘッドにタバコ痕つけたくて頑張ってみたけどフィルターが邪魔で缶ピースにしてみたり。
アコメタルでお馴染みの相方コニーをタバコ界に引き摺り込んだり。
最近では専門学生に「タバコ吸ってる？」って聞いたら『まだ20歳じゃない』というとんでもない答えが返ってきてジェネレーションギャップを感じている今日この頃。
今回はタバコ値上がり記念note。
音楽と交えて面白おかしく適当に書いてみようと思います。
弦交換はヘビースモーカー
ヘビースモーカーは最低1日一箱を消費する。
ギタリストも毎日ライブがあったら毎日弦を交換する。
エレキギター弦はざっくり¥500〜600、コーティング弦で¥1,500ぐらい。
自分の場合、ツアーで毎日ライブだったら当日のサウンドチェックまでは前日の弦で演奏し、そのあと本番までに弦交換する。
ライブ前はテックやローディーがいない時はまぁまぁ忙しい。
でもそれは儀式みたいなもの。
本番前に弦を替えないと、トイレに行ってBIGで拭かないような不安が残ります。いくらキレのいいBIGだったとしてもです。やはり文明社会に生きる我々としては拭きたい。
本番までに忙しい人など人によってはサウンドチェック前に張り替える人もいる。私はなるべくサウンドチェック時のハッスルプレーのリスクを減らして本番に臨みたい。
それはピッチャーのようなイメージ。
昨季最終戦でのオオタニのベーブ・ルースの記録に100数年ぶりに並ぶのを見たかったけど肩は消耗品。弦も消耗品。
替えてから本番までにダメージを残したくない。
このようにメカニカル的にもおまじない的にも
最低限ここまでは責任をとってステージに立ちたい。後は知らん。
それでも切れるのが弦。それは事故。
どれだけ激しく弾いても切れない時もあるし、静かな曲でアルペジオで切れる事もある。
前者は激しいしまだ理解できる、後者は納得いかない。
でも、それが弦。
ここまで来たら個体差というか所詮は人の作るものなので仕方がない。
歩いてても隕石が降ってくるかもしれないし、突然雨も降る。
関西風に言うと【しゃあない】
だから弦が切れても怒らないでほしい。
だって弦だもの。。
仮にメーカーに訴えても【しゃあなし】に頂く弦と引き換えにブラックリストに載るだけだろう。
でもメーカーにはホントにそんな信じられないクレームも来るらしいですよ。
「オタクの弦、巻きすぎたら切れたわよ！
責任取ってくれる！？書いてくれないと分からないじゃない！」
訴訟大国アメリカに迫る勢い。
そんなトコロまでROCKにしなくてもいいのに。
メリケンに追いつけ追い越せロケンロー。
喫煙所は聖地
一方、タバコには納言・薄幸さんのコラムにも書かれてるように喫煙所にはその場ならではの交流がある。
大人の社交場。それが喫煙所です。
そこに集まる人はいわば同志なんです。
歴史にもありますよね。迫害された優秀な民族とか。あんな感じです。
字の如く煙たがられ隅に追いやられ隔離された喫煙民族です。
キツミン。
街中でも喫煙所難民が沢山いる。
歩きタバコなんて最悪。センス悪すぎ。
ルールを守ることにロマンがある。
逆に喫煙okのバーとかで煙たがる非キツミンもセンスが悪い。
それすらも楽しむんだ。ENJOY！
だからこそ、そこに集まる民族の結束は硬い。
それぞれがスネに傷を持つ漢ばかりだ。
ため息まじりの煙を吐きながら虎視眈々と神経を研ぎ澄ましていく。
その後の戦いに備えて。
#知らんけど 。
そして今月からはミサでの冒頭の挨拶のほとんどが
「値上がりしましたねー」だろう。
それだけで職業や役職、社会的地位、性別や年齢、思想、はたまた国籍などを越えた
最強の「What's up?」が手に入る。
異業者交流会とかに欲望丸出しで行ってるしょうもないヤツよりはるかに容易く懐に入る事ができる。
ましてや火を貸してしまったなら君の将来は約束されている。
未来は明るい。
そのあと仕事に戻っても同じ民族の社長とは知らない仲じゃない。
『釣りバカ』のスーさん、ハマちゃん並みの関係。
少しのミスぐらい目をつぶってくれるかも知れない。
もしかしたら仕事もくれるファーストチョイスになるのかも知れない。
#知らんけど
だからどの業界も宗教系は強いんでしょうね。同志だから。
喫煙のメリット
自分は喫煙者だが主に続けてしまってる理由は２つ。
【健康のため】と【手グセ】
健康のために喫煙？
「安静のために筋トレ」みたいなバカパラドックスなタイトルだけど本当。
結論から言うとわざと毒を身体に入れてるのです。
故・岡本太郎さんの著書に
『自分の中に毒を持て』というものがあります。
全然本題と内容は違いますが自分のバイブルです。
身体に毒を入れることによって、今でこそクリーンに努めてるであろう
【煙たい場所】や【換気の悪い場所】でも疲れにくくなります。
予防接種みたいなものですね。
ニコチンの出世魚がワクチンだそうです。
#知らんけど
20歳頃、誰にも知られず地球を救う戦い(腕相撲)でハードに腕を骨折した時は、退院後にクリーンになりすぎてコンクリートジャングルでは生きられない身体になってしまった。
排気ガスや換気、飲食店の不味い水など。
特に水に関しては氷や味噌汁も店によっては耐えられないぐらい敏感に。
身も心もキレイになりすぎて逆に不健康。
潔癖の人の方がよく体調崩しますよね。
アスリートでも体脂肪率低すぎる人は風邪ひきやすいとか。
戦後、昭和、平成と絶対もっと汚かったはず。
個人的には小さい頃から人の家に行っても手洗い/うがいをさせてもらうぐらい習慣化してましたが、それとは別で多少ダーティーな方が生物は生きやすいんだと思います。免疫という意味でも。男子小学生とかって基本汚いし。
私が普段心掛けている喫煙は汚いトコロでも生活出来るよう摂取しているワクチンのようなものです。
#知らんけど 。
そういう事もあり私は健康のためにビタミンや栄養は意識して摂ってますが、それと同じぐらい少し不健康な生活を意識しています。
おかげでトータルで健康！
あとは体調の確認。煙草が美味い時は体調もめちゃくちゃいい。
手グセ
手グセというのは無意識。
別に吸いたくないのに手が勝手に動く。
楽器演奏でも手グセというのはあって、ボーっと何も考えなくても咄嗟に出てくるフレーズの事。感覚より身体が勝手に動いているような感じ。
大概のミュージシャンは各々手グセを持っている。
それは今までで1番必死にコピーや練習した比率が高いものの残りカス。
手グセならぬ手グソと言ってもいいでしょう。
カスとクソ。似たようなものですね。
クソの方が密度があって強そうですね。
#知らんけど
コレが厄介で手グセでタバコを吸う事こそ無駄な事はない。
それに気づく時は火をつけてシンドくなってすぐ消した時。
通称ヤニクラ。
マッチ売りの少女のように火がついている間は過去を振り返ったり、アイツとの約束を夢見たりできるのに、手グセの最後はただただ気持ち悪い。
毒を入れすぎた状態。
そこまでいくと完全に手グソ。
この際漢字でもいい。手糞。
意識→ニコチンワクチン
無意識→手グセ手グソ
デメリット
もちろんタバコなんて98害あって2利。
1利は先述の予防接種。
もう一つは脳の窒息(ヤニクラ)による高揚感。
もちろんヤニクラなんて身体にいいわけない。
それに比べてアルコールの方は適度に摂れば百薬の長とも云われます。
実際、聖戦(腕相撲)の後、退院時にパンクな担当医に
「酒は飲んでも大丈夫？」と聞いたら
『少しぐらいならむしろ飲んだ方がいいかもね！
血流良くなるし早く治るかもね✨(知らんけど)』
ぐらいのテンションで見送ってくれた。
「かも」とか言わないでくれ、ドック。
味覚が非喫煙者より下がる。
自分は味覚は絶対味覚と言ってもいいぐらい敏感な方。
恐らく音感よりそっちの方がいい。
幼少期にしっかりトレーニングされたスキルです。
退院時に気づいた事ですが、
喫煙をすると口内に膜が張るような感覚がある。
非喫煙者と比べると少しハイ落ちする。
ハイ落ちとは高音が欠けた状態。モスキート音が聞こえないとか。
ハイ落ちした舌は欠けたその分を取り戻すべく濃い味を好む。
酒飲みもほぼ一緒。
アルコールで麻痺してきたハイを普段通りに感じるには濃い味付けになる。
有名なソムリエも普段は喫煙者だが【ちゃんとしないといけない仕事】の時はしばらくやめて整えるらしい。カレーとか刺激物も。
なので余程シビアなチェック以外、日常生活においてはそこまで味覚は落ちないので同志としては勇気をもらった。
ちなみにウチの母の料理は薄味。なんなら素材そのものレベルの超薄味。
煙草も酒も男もギャンブルもロックもやらないので
食材だけは良いのが食べたかったらしい。
だからか調味料の味がすぐ分かる。外食でも雑な味付けの濃すぎる料理は苦手な時が多い。
それでもテンイチは好きですけどね。
まだ見ぬシンデレラ達よ、
私は野菜に塩かけてるだけの食事でも文句も言わず満足出来る優良案件です。こぞってご応募ください。
#知らんけど
出費
マジでムダ。消えてなくなる。マジでムダ。
五七五や！笑
季語ないし川柳か。
食事のように自分の身体を造って消えていく(消化/排泄)ならわかるけど、ただ煙になって消えて環境にも周りにも悪影響を与える喫煙はホントにムダ。それはお金に火をつけて焚火して深呼吸してるようなもの。
まるで神々の悪戯。
タバコ2本で1日分のビタミンCが破壊されると聞きます。
およそ100mg。
一箱吸うなら×10で1,000mg。
じゃあC1000系のビタミンドリンク毎日飲めばプラスマイナス0でok！✨
#知らんけど
1本¥200と1箱¥580で¥780 ×365日=¥284,700(¥73,000+¥211,700)
ムダすぎ！ コレだけあればそこそこの旅行も行ける。
ムダ&ムダ
でも1ヶ月¥23,725と考えればそこまで大きい金額ではないな。
というダメな考えをタバコ吸いながら書いてます。
お金が原因でやめるのはショボすぎるなー。
じゃあそんなん気にならないぐらいもっと働けばいいワケで。
でもどう考えてもムダな出費だとは思います。
健康
確実にいいモノではないけどコレばっかりは分からない。
肺がんなどに早くになる人もいれば70年吸い続けて健康はお爺ちゃんもいる。
辞めてストレスになるぐらいなら吸ってた方がいいでしょうね。
でも副流煙もあるし良い事は何一つないでしょう。
自分は禁煙ならぬ止煙をよくする。
「1ヶ月やめてみよう」とか。
自分にパラメーターがあるとするなら意志は◎だ。
硬い意志。
大山まきバンドで豊中まつりというイベントでグランプリを取って沖縄とのつながりが出来たキッカケのフェスがあったのですが、その時も止煙をした。
翌年に同イベントにグランプリバンドとしてゲスト出演がすで決まっていて「1年やめる！」と宣言して本当に翌年の出番が終わってから吸い出した。
一年の思い出が走馬灯のようにヤニクラと共に頭を駆け抜けた。
もしその時にユニット組んで曲を書くなら
HIASOBI『ヤニに駆ける』
しんどかった。気持ち悪かった。
その時は本当にやめようと思った笑
このようにタバコには
人を幸せにする事も自分も他人を不幸にする事もあり諸刃の剣です。
タバコがなかったら
宇多田ヒカル大先生の名曲『first love』の歌詞
「煙草のflavorがした♪」
も存在しないのです。
あの曲はまずそこで引き込まれます。
どんな10代やねん！的な。
ここまでいつも通り好き勝手ツラツラ書き殴ってますが、
もしタバコを吸う吸わないの入り口に立っているのであれば吸わない方がいいでしょう。経済的にも身体的にも。
煙草と弦どっち買う？
と問われたら弦を買います。
煙草と酒どっちする？
と問われたら酒を選ぶでしょうね。
ただ、タバコによって出会いがあることは確かです。
コミュニケーションツールとして普段吸わなくても吸える選択肢を持っておくのは、一つの手段として良いのかも知れません。
オッサンがゴルフで談合するのと同じです。
音楽の仕事も打ち上げで決まる事も多々あります。
ビジネスではないところでビジネスは始まるのです。
知らんけど笑
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