見出し画像

友情結婚を失敗した人のnote⑥

お疲れ様です。かずなかです。

穏やかだと思っていた夫がだんだん本性を現し、結婚式の準備では足並みを揃えることができませんでしたが、それでも結婚式自体は平和に終えることができました。

妹と比べて男っ気のない私が無事に結婚できたことで両親は本当に嬉しそうで、友情結婚を選んでよかったな~!と思いました。

この後新居へ引っ越しをして、ついに同居生活が始まります。

全ての部屋に空気清浄機

「私、潔癖症の人とは合わないと思っているんですけど、大丈夫ですか?」
「俺は潔癖症ではないよ。最低限片付いてれば後は気にならないかな」

婚活中にしたこのやりとりは、正直に「潔癖症なところがある」と申告したAさんと比べて、元夫を選ぶ決め手の一つになりました。ですが、蓋を開けてみると彼は極度の潔癖症だったので、もう何もかもが後出しカーニバルです。

元夫が先に引っ越した新居に私が訪れると全ての部屋に大なり小なりの空気清浄機が設置されていて、それはひょっとしてギャグでやっているのか?と思いました。
彼は真剣な顔で「かずちゃんにもあげるよ」と言ってクソデカ空気清浄機を私にもプレゼントしてくれたのです。ふーん、おもしれー男。

画像1

この全部屋空気清浄機設置事件は今となっては誰に話してもウケる元夫の鉄板ネタになっています。

面白いで済んだのは最初のうちだけで、私が持ってきた柄つきのタオルは全て撤去され、新品の真っ白なタオルに置き換えられます。折半で買う家具も夫の好みで全部真っ白。妖怪の類かな?そのうち、彼の衛生観念に合わないことが起こると人格否定されるようになります。

「廊下に君のゴミが落ちてた。家でできないことは外でもできないでしょ。大人になると周りは誰も言ってくれなくなるし気を付けないと恥ずかしい思いをするのは自分だよ」
「ごめんなさい、これから気を付けるね。他にも何か気を付けてほしいことがあったら言ってね。」

言いすぎワロタと思っても、相手が拳を収めて歩み寄りやすいようにすぐに謝ります。でも言いすぎたなと思って謝ってくれるのは普通の人だけで、モラハラは殴る隙を与えたら殴り続けます。この時のやりとりを見返していたら具合が悪くなってきたので詳しく書くのはやめますが、この後ついでに「子供っぽくて20代の女性と話しているとは思えない」「常識や人への思いやりがない」「教養がない」等と畳みかけられていました。ゴミのついでってレベルじゃね~!

潔癖症自体は別に悪いことではないと思います。自分できれいにする分には構わないし、どうしても嫌なことは言ってくれればいい。でも、相手の人格否定に至るのは病的です。っていうか、元夫は自分の気になるところには厳しかったけれど、排水溝とか洗面所の鏡とかはノータッチでした。

後出しで偏った衛生観念を押し付けた元夫より、正直に言ってくれたAさんの方が誠実でした。

結婚相手の学歴にこだわるべきか?

上で書いた通り、元夫は私に「教養がない」と言い、私を子供だと見下したり、自分より劣っていると決めつけていました。でも、教養とは知識や学問を身に着けることで養われる心の豊かさのことなので、人に向かって教養がないと言い放つ人に教養があるとは言えないですよね。どうしてひどいことばかり言われなければならなかったのか、私は離婚してからもずっと考えてきました。

婚活中、私は相手の学歴や収入はあまり考慮に入れていませんでした。自分も人にどうこう言えるほど高スペックじゃないし、セックスできない分、相手には条件を求めるべきじゃないと思っていました。
でも元夫との経験を経て、友情結婚では自分と同程度の学歴/年収は求めたほうがいいのではないかと思っています。恋愛結婚なら、「ダメな男でも好きだから大目に見る」とか、「うんと年下で収入に差がある女の子でもかわいいから養う」とか、恋愛的甘えに基づく関係が成立し得ますが、友情結婚ではそれが成立しにくく、対等にコミュニケーションを取れる関係が必要だと思います。
離婚後に調べるまで知らなかったのですが、夫の大学の偏差値は私よりかなり下でした。偏差値が違いすぎるとコミュニケーションが難しいとも言うし、私は何も考えていなかったけれど、夫の方はプライドを傷つけられたと感じて優位に立とうとしていたのかもしれない。それは知らんがなだけど。

さて、新生活が落ち着く間もないまま、新婚旅行が迫ってきます。そんなヤバいやつと海外旅行行くな!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?