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残っているもの

随分とnoteを書くのをサボっていましたが、秋学期も終盤に差し掛かり、少し時間が出来たので、更新してみることにしました。書く内容を少し考えたのですが、つい最近、自分の大学である、USFが全米大会初戦で負けてシーズンが終わったので、今シーズンを振り返ることにします。


昨年に続き、今シーズンも自分にとってかなり厳しいシーズンだった。公式戦開幕前の練習試合では、2試合連続スタメンで試合に出場したものの、公式戦が始まってすぐに人差し指を骨折、手術をして戦線離脱をすることになった。

アメリカには日本の大学と同じようにレッドシャツという制度がある。怪我などをして、1シーズン試合に出られなかった場合は、プラスで一年間サッカー部に所属できる資格が与えられるというもの。つまり、レッドシャツを取得した場合、合計5年間は大学のサッカー部でプレーできることになる。私はこのレッドシャツを今シーズン取得することになった。

今シーズンを振り返って、つくづく自分の思い通りに人生は進まないと思い知らされる。一年半前にアメリカでの成功を誓って渡米をして、今に至るが、2シーズン目も怪我に苦しみ、思うような結果を残せずに終わってしまった。ただ、自分の人生を少し振り返えると、思ったように人生を歩めたことはあっただろうか。高鳴る気持ちで挑んだ、中学、高校のチームでも、初めの2年間はメインで公式戦に出場することはほとんど無かった。今もその状況が自分の目の前に立ちはだかっていると考えると少し興味深い。

そんな自分の中に、昔から確実に変わらず、残っているものが一つあるとすればそれは

悔しさ

だろう。どんなに苦しい状況でも悔しさが自分の燃料となり自分を突き動してきた。そして悔しさがあれば自分はまだ成長できると確信できる。そうやって成長してここまで来た。

一年半も経てば、自分が日本を離れ、アメリカという遠くの地にいる様に、色々な状況が変わる。一年半という年月を過ごし、苦しみの地から這い上がり、先に進み続けている人もいれば、栄光の入り口に立ってたはずが、立ち竦み、動いて無いことにすら気がつかない人もいる。そういう状況を、怪我で時間があったからだろうか。なぜか客観的にみることができた。客観的にみるからこそ、感じるものがある。

まだやれる。まだ這い上がれる。

どんなに沈んでいても、結果を出せば人は動く。それは知ってる。自分を納得させるには何をすれば良いのか。常に自問自答し、思考を巡らせる。そして行動する。スポーツ生活とは限界との見つめ合いだ。限界と見つめ合いながら進むが、時に目をそらして挑戦してみてもいいんじゃないか。

俺はまだ諦めないよ。残ってるものがある限り。

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