自身を知る事が大切
こんにちは!
運転を科学する男上西一美です。
今日はセミナーでは
高齢者の事故防止について話をさせていただきました。
高齢者の事故は最近社会問題にもなっています。
またタクシー業界運輸業界でも
運転者の高齢化は非常に問題となっています。
運転者の高齢化の問題
私は高齢だから
事故が多いとは思っていません
確かに高齢運転者は
交通事故のリスクは高い
しかしそれが
必ず事故につながるか?
ここには疑問を持つのです
何故かと言うと
長年、タクシー業界で仕事をし
また、プロドライバー向けの事故防止活動をしている中で
高齢ドライバーが際立って事故をしているとは感じてないからです。
もちろん、何度も言いますが
高齢者が事故のリスクが高いのは確かです
では
何が決め手になるのでしょうか?
それは
自分を正しく理解しているか
理解していないかだと思います
ある番組でこんなアンケートをしていました
70歳の運転者に対して
いつ免許返納しますか?と言う質問をしました。
答えは、75歳というのが最も多かったのです。
しかし75歳の運転者に対して
いつ免許返納するのかと言う質問に
圧倒的に多かったのは80歳なのです
これは
自分自身のことを
客観的に捉えてないからなのです。
要は70歳のときには75歳のドライバーに対して
免許を返納すべきだと客観視できたにもかかわらず
いざ自分が
その歳になってみると客観的に判断ができず
大丈夫だと思い込んでいるのです。
人間は、年齢を重ねると
体力的にも劣り
また、運転に必要な
動体視力もどんどん劣っていきます
そのことを
客観視し、理解した上で
それに対する対処を考えれば
交通事故のリスクは下がっていくのです。
高齢ドライバーの対策は
自分が劣ったことを正しく認識する
ここからスタートしないと
何も対策できないのです。
ただし、
これは、高齢者だけの問題ではありません
私のように、見落としが多い人間は
その見落としが多いことをしっかりと理解し
その特性に応じた運転をしないといけないのです。
皆さん
自分の運転を客観的に見て
正しく理解することを始めてみてはいかがでしょうか?
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