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お江戸めぐり⑧

姫のあこがれのひと、Eちゃん

彼女の話題は、姫に限らず何度となく聞いてきた
元気印の甥っ子がコロナで引きこもり限界が来たとFacebookに書き込んだ姉上宅に「おうちで張ればいい」とテントを送ってくれたのもEちゃんだったな

3人以上で集うことがまあまあ苦手なわたし
それでも今回は会いたかった

姫が「Eちゃんを紹介したい!」と鼻息荒く誘ってくれたのもあるし、今回の旅の起点でもあるFちゃんも共にいてくれる

都会のど真ん中
ご自宅マンション

はじめまして、Eちゃん

彼女は大企業でがっつり働いていたが
昨年そこを辞めてアウトドアのガレージブランド(という言葉も今回初めて知った)を立ち上げていた

https://ecouleur.base.shop/(エクルレ)

手先器用な彼女は仕事をしながら、20年以上前から製作活動を続けてきた

160キロ、山を縦走するというトレールランニングにも参加する彼女は、身につけるものを吟味しているうちに、自分で作り始めてしまう
そのうち周りにもオーダーされるようになり、挙句その「強度があり軽量で水を通さない」特殊な生地の、生地デザインまでするようになってしまった
女性ならではのカラフルな視点で
バッグ生地とおそろいのジュエリーまで製作
昨年は天下のbeamsの目に止まり、コラボ商品まで出してしまった

本人がおっきな口をあけて笑い飛ばすには
あまりに規模が…

この仕事に限らず
彼女が走ってきた(歩いてきた、というよりも)道のりは、まさに「怒涛」といえるネタ満載の人生で

わたしは彼女の話を聞いて、話して
大笑いしながら泣いてしまった

Eちゃんは、お山のようなひとだった

彼女のブランド『エクルレ』のサコッシュとポーチを買わせてもらった

ドストライクな色と大きさ

わたしも山登りをするから、アウトドア用の生地が高価なことは知っている

お金たまったら
大きなバッグを
オーダーするぞ

結局、夜遅くまで居座り
大きな山(Eちゃん)をあとにした

達成感とここちよい疲労で
この夜もカプセルで爆睡

また山登りに来るからね!Eちゃん!

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