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努力に対する評価

会社は何を評価されるのか

その会社は、クライアント・出資者から評価をされる立場です。
会社は、何を評価されるのでしょうか?
それは、「結果」だけです。
何の結果も出てないのに、「頑張っているから」とお金を払ってくれるクライアントはいません。
評価対象という意味では、「努力」は何の意味も持っていません。
会社の評価対象が結果なので、そこで働く社員の評価も同じです。
全ての仕事の評価対象は「結果」だというのが大前提です。


1人への甘い評価は、組織破滅のシナリオ

僕自身、どちらかと言えば甘い人だと思ってます。
外からもそう言われます。
意識的に管理者として経営者としての厳しい考えをしようと思わなければいけないタイプの人間です。
そういう思いで、厳しい事をいいます。
個人としてのペルソナと、
経営者としてのペルソナを、使い分けざるを得ないのです。

結果が出てないけど頑張っている人に、
「よく頑張っているよ」と声をかけたいし、
かける時もあります。
大体その時は、
“そのまま頑張れば結果につながるだろう”
とある程度確信を持っている時だと思います。
個人的には、頑張っている姿を見たら、褒めてあげたいし見守っててあげたいと思います。
でも、それを続けることは、
その人自身を悪い方へ向ける事だと認識しています。
そして、誰かの努力を評価してしまい、結果が伴ってない状況を放置する事で、会社全体や他のスタッフにまで悪い影響が出てしまうものなのです。
たった1人への甘い評価は、会社の利益に損失を与えるものを放置することであり、それはいつか組織全体を破壊する、破滅のシナリオです。


「努力」は自分だけが知る事

経営者やManagerは、自分のCrewに対し「努力」を評価してはいけません。経営者やManagerの業務は、組織を管理し成果を出す事です。
Crewの努力姿勢だけを評価することが横行すれば、その事業、そして会社の利益を削り、その結果、給料が出せなくなります。
これこそ、経営者にとって一番やってはいけない事です。
だから、成果に対しては厳しく見ていかなければなりません。

努力は、本人が自分自身で確認し、
目標達成までの自分自身への自信を持つために必要な事です。
これ程までの努力をしているなら、上手くいくだろう!
逆に、ここまでやってダメなら、誰がやったって不可能だろう。
そう自分に思うためのものが「努力」です。
「できる事」なのか「できない事」なのか、
その正しい判断も、もうこれ以上考えつかない圧倒的な努力をした先にしかできない事だと思います。

「自分の努力を知ってもらいたい」
この気持ちは、十分にわかります。
冗談で言うくらいならいいけど、不満に変わるくらいの思いで、「自分の努力を知ってもらいたい」なんて思ってはいけないことです。
何の意味も持たないし、自分のためにも他の人のためにもなりません。
その感情は、自分の中だけに留め、
「結果を出して評価をされるんだ」
と言う気持ちを奮い立たせなければいけません。

「よしよし、君は頑張ってるよ」と言う人がいても、その人は自分を油断させ、悪い方向に進む自分を止めてくれない人と同じです。一見優しいそういう人は、全く優しくない人だと思います。厳しいようですが。
特に、Manager/Leaderなどがこれをやってしまっては、失格です。
Manager/Leaderは、自分にもCrewにも、結果に厳しい人でなければなりません。
「努力」は自分にだけ存在し、
他の人は「結果」しか見ない

この事実を受け入れることからスタートです。
「自分はこんなに頑張っているから知って欲しい」
こんな感情は捨てましょう。
それが自分の成長にも必要な事です。


組織が拡大する中で

<社内 重要認識>
BWORKSは、10人くらいだった4年前から現在70名くらいになり、来年の春には100名近くになりそうです。
札幌から始まり、仙台に展開して3年、そして来年は20名体制で東京事業所がスタートします。
以前だったら、大体全てのことの「結果」を僕自身が簡単にチェックして事業を進めてこれました。
修正・改善も、その都度タイムリーにする事ができていました。
今はもうタイムリーな修正はできていません。
気がついてアクションを起こすまでに時間がかかります。

ここから先の成長の重要ポイントの一つは、
Manager/Leaderによる、
「結果」の管理能力と管理スピードの向上
だと思います。
この事は組織拡大する中で、
トップが最初に権限委譲していかないといけない事だなと、僕自身が思う事が多いし、できていなかったなと思います。
1を100にする事と、100を200にする事では、
だいぶやることと考える事が違うと感じています。

死に物狂いでこれでもかってくらいの
圧倒的な努力して、

十分な結果・成果・利益を出し、
それが社員に配分され、
みんなが楽しく満足に生活できる。

これが、健全な会社経営なんじゃないかと思います。

そして、
努力して出した結果の1番の見返りは、
自分の中で生まれる「充実感」「達成感」もっといけるんじゃないかという「次の目標」だという事も、感じて欲しいですね。

これが無くて惰性で生きてる人だって、世の中たくさんいるはずですから。

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