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良い時にはもの凄い「悩み、考える」

「良い」の次は「悪い」

誰もが頭ではわかっているのだが、良いことも悪いことも、ずっと続くわけではない。営業成績が絶好調の時、次に訪れるのはスランプです。
良い事と悪い事は、常にピボットを踏みます。
客観的に考えれば、誰もが分かっているのですが、それでも悪いことが自分に起きると、なかなかそういう目線で見ることができずに、「どうしたらいいんだろう・・・」と悩んでしまいます。

成長する人にも、スランプはある

仕事でもなんでもそうです。
ずーーーーーっと、調子良さそうで伸びている人でも、絶対その人なりに何度もスランプを感じているはずです。
その人がスランプを迎えているように見えないのは、
そう見せない、そう思わないことにしているからでしょう。
そこに、その人が成長している理由があると思います。

下がっているのか、進んでいるのか

もし、自分が頑張って成長し、前とは違う自分になっているとしたら、そこまで過ごした時間の中で、いろんなアップダウンを繰り返します。
営業成績のアップダウン、心のアップダウン、やる気のアップダウン、みんな普通の人間なので、何やってもそんな感じです。

大切なのは、そのスランプの期間を、
「下がっている」と思うのか
「進んでいる」と思うのか
です。

誰もが「進んでいる」と思いたいでしょう。
そう思えるかどうかは、
「目の前だけを見ている」のか、
「目指すべき頂を見ている」のかの違いです。

野球の試合をしていたとします。
なんも考えないで試合に出ていて、3試合くらいノーヒットだったら、「ああ、自分は野球に向いて無いや」とやめるかもしれません。
どんなに身体能力が高くてもそうなるでしょう。
もし、絶対にプロ野球選手になってやる!!って志がある人は、3試合ノーヒットくらいで「やめようかなあ」と悩んでいる場合ではありません。そう思うなら、ならない方がいいでしょう。

上がってる時(調子のいい時)も、下がっている時(調子の悪い時)も、いつだって山頂を見て「進んでいる」ことが重要です。
それが、この前話したVISIONというものだと思います。

これは、20年前、僕が毎日営業している時によく考えたことです。
営業結果が悪い時などに、上に上がれないんじゃないか、やってる意味ないんじゃないかって考えが、頭をよぎります。
その次にすぐ思うのは、
「いやいや、それじゃダメだ。それじゃその辺の普通の人だ。自分は違うんだ。なんも変わらないで生きている普通の人にはなりたく無いから、逆の考えをするんだ」と自分に言い聞かせ、無理やり身体を動かして仕事をするようにしてました。

魚のいない池で、釣れないことを悩むな

そもそも、調子悪くて「悩む」とは、なんなのか。
僕の解釈は、
「自分の頭の中に答えが入ってないのに、その頭の中で一生懸命答えを探している事」だと思います。
まさに、魚のいない池で、自分の何が悪くて釣れないのかを一生懸命考えている状態です。
「そこには魚はいねーよ!!違うところに動け!!」と言いたいです。
調子が悪く、色々考えて悩んでしまう時は、すでに自分の頭で考えても答えが出ない時の状態だと思った方がいいでしょう。

いくら正しい釣り方をしていても、最高の釣りグッズを持っていても、魚のない池では釣れません。むしろ、悩みすぎて正しかった釣り方を変えてしまっては、次に魚がいるところに行った時に、釣れるはずの魚も釣れなくなってしまい、「何が正しいんだ!?」とパニックになります。

「良い時」は死ぬ程考える
「悪い時」は何も考えない

普通、こうは考えられないですよね。
大抵、良い時は何も考えず、悪い時は考えまくり、悩みまくります。
例えば、販売実績の良い時は、「よし!調子いいぞ!」「自分はすげーな!」「俺、できるんじゃん」くらいしか思わないでしょう。
これは、「普通の人」です。

先程話したように、成長していく人でもスランプはあります。
成長して上へ上がっていくためには、そのスランプからいち早く脱出しなければなりません。

そういう人になるために、まずは「良い時」に死ぬほど考える。
良い時にはいくら考えても、ネガティブにはなりません。この時間にめちゃめちゃ考えます。
「もっと出来たんじゃないか」「もしかして誰でも出せる結果だったんじゃないか」「今もっと意識するべきことがあるんじゃないか」「できていると思っているのは自分だけなんじゃないか」いくら考えても、結果が出ているので嫌な気持ちになったり、辛くなったりしません。

そして、「悪い時」には考える事をやめます。
自分には答えがないんだから。
でも、「考えない」なんて簡単にできません。
だから、「考える代わりの事」をして「考えない状態」にします。
それは、「動く」こと。「行動する」こと。
「できる人に聞いてみよう!」「営業同行してみよう!」「初歩から勉強し直してみよう!」「もうこうなったら社長にぶちまけてみよう!」とにかく行動するべきです。これしかないです。
この時、ただ話を聞いてくれる人に、気分をぶちまけてるだけでは意味がありません。『誰に話すのか』を正しく選べる事も重要な要素です。
自分より大きな視点で見ている人でないと意味がないでしょう。
僕はこの選択能力を『相談力』と勝手に名付けています。

悩みの答えは、「自分の外」にある時です。
だから、自分の頭の外側にアクションを起こし、身体を動かし、行動することで、なんかしらのヒントを見つけることができるかもしれません。そして、その行動自体が、いつの間にか自分を強くしてくれます。
同じことがあっても、何も考えない自分が形成されます。
形成されるには、多少の時間が必要なものです。
これが、「普通の人」ではなく「成長する人」になる考えだと思います。

とにかく行動

僕は、営業時代スランプになった時、「髪を切ってイメチェン」「スーツを新しくしてみる」「できている人を捕まえてロープレ」「できている人の営業を尾行w」「営業が上達する・・・とか書いてある本を片っ端から読む」などやってましたねw  必死でしたww
何が効果を生んだのかはわかりませんが、いつの間にか結果が良い時悪い時に左右されない自分になっていました。
毎日営業成績が安定して良かった時なんて、全然なかったです。
営業成績に悩んでいたら、きっと良いチャンスを拾えなかったでしょうね。いくら会社から営業実績のことを言われたとしても、「契約取れたらどうかくらいで、自分の人生を左右されてたまるか!」っと半ば開き直りながら、朝起きて出勤したら、ただ全力でやろうって決めていました。

未来の自分にヒーローインタビュー

スランプの時、こんなことも考えました。
近い将来に自分が大成功していたとして、
その未来の自分に「ここまでどんな道のりだったんですか?」
インタビューしたらなんて答えるだろうか?っと。

多分、「最初は全然結果も出ないし、辛くて苦しかったんですが、いつの間にか成果が出だして、それが自分自身の自信になったんですよー。」とか言っちゃうと思いますw
『じゃあ、辛くて苦しい思いしろよ!』っと自分に言い聞かせました。
だから、辛く苦しい時があっても、それは「自分のストーリーに必要な演出の一つなんだ」くらいにしか思ってなかったです。
うまくいかない時期ってのは、未来の自分が語るサクセスストーリーに必要なピースだって思ったら良いですね。

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