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漠然とした未来への期待感から逆算して、毎日の仕事を愚直に取り組む

一般人のゴールが、
成長する人のスタートライン

最初は面白かった仕事も、毎日同じ事をしていると、惰性になったり、これをやっててどうなるんだろうと考えたり、全然変化してないなと思ったり、これは誰もが思うことでしょう。
それがしばらく続くと、「そんなに頑張っても意味がないから、それなりにやろう」とか「転職したら何か変わるんじゃないか」と思い始める。
まあこんなのは、良くある普通のことだと思います。

自分のいる会社の環境自体が変わってなかったり、その業種自体がシュリンクしていたりするのであれば何となくわかります。
でもそれ以外に関しては、「ああ、勿体ないな」と思ってしまいます。
その時点が「終わり」と思ってやる気が無くなったり、転職をしたりするのだと思いますが、僕に言わせればそこは「スタート時点」です。

悩んだ時が、変化のスタートライン

仕事がうまくいかなかったり、成果が出なかったり、やる気が出なかったり、そういう時は上手くいってる時よりもいろいろ考える。
良い時には考えないことを、悪い時にはいろいろ考える。
ここがスタート。
いろいろ考えて悩んだ結果、
「何か行動をする人」「ただ悩んでいる人」か、
ここだけでその後が変わるでしょう。

「ただ悩んでいる人」って、
要するに「変化のために、時間と労力をかけたくない人」だと思います。
こういう人に、「誰かに営業同行してもらえば?」「できる人の観察してみたら?」「朝から練習してみたら?」「本読んでみたら?」とアドバイスしても、「そこまでしなくても・・・」「時間が無くて・・・」と言います。
たいして悩んでねーし、できるようになろうとしてねーじゃん!!
って思います。

変化って面倒なんです。だから、みんな嫌なんです。
なのに、変化したいんです。今より良くなりたいんです。

変わらない時と同じ「過程」を過ごし、
「違う結果」を得ようとしてる

同じ道を通って、違うところに行こうとしているようなもんです。
不思議ですwww


ダサいやつにはなるな

僕は、24歳で飛び込み営業を始めました。
毎日アポなし飛び込みでセールスをしてました。
始めてすぐわかったのは、全く自分に向いてない仕事だと思いました。

20年も前ですから、怒られたり、物投げられたり、間違って893の事務所に入っちゃったり、、、そんな事があるあるの時代です。
大変だったけど、やっぱり一番悩まされたのは、
「成果が出ない」時です。
完全歩合だったので、売らないと稼げません。
生活がかかった毎日でした。
毎日毎日、外回りです。
件数を稼ぐために、走って走って走って営業しました。
そんな仕事だから、辞めてく人もたくさんいます。
僕より結果を出していても、辞めていく人がいます。

後から考えて、そういう人と自分とで何が違ったかって、
成果が出ない時に、「どうしたら良いんだろうか?」しか考えてなかったと思います。「できない」「無理」「辞めよう」なんて考えは、考えたこともなかったです。その理由もわかっています。
「そういうこと言う奴はダサい」
と思ってた。だから、正確に言えば、考えたこともなかったんじゃ無くて、思わなかったふりをしていたのかもしれません。

結果の出ない毎日、自分の営業方法を見直して、「営業とは!?」みたいなタイトルのついた本を見つけては買って読んでみたり、できる人と似たネクタイ買ってみたり、話し方を真似してみたりしいてました。成果の出ている人の営業を尾行したこともありますw 布団に入って寝ようとしていた時に、ふと気になって、夜中にセールストークのメモ見て修正し出したり、いつも必死だったと思います。
そんなことしていたら、いつのまにかある程度できるようになってました。
なぜできるようになったかはわかりません。
そうする原動力が何だったか、それは、
「お金も能力も生活も、全部変えてやるんだ」という気持ちだけでした。

漠然とした未来への目標

かといって、将来どうなりたいとか、何が欲しいとかはあまりありませんでした。とにかく、今満たされていない事を変えたいって気持ちだけでした。
ここで諦めたら、一般人と同じ。自分を変えられない人になる。
とにかく変わりたい、とにかく何やっても諦めるような人には変えられない。だから、目の前のことを全力でやる。1〜2年は捨てるつもりでやると決めました。
そう思っても、毎日やっていることは同じ。「アポなし飛び込み」。
リーダーになっても毎日営業して、毎日チームのマネジメントをし、同じような毎日を過ごしていたと思います。
これをやる事が本当につながっていくいのか、と思うことは正直ありました。不安も毎日ありました。
でも、どんなに気持ちが乗ってこない日でも、毎朝起きたら、「今日も同じ時間が過ぎていくんだから、どうせだったら本気でやろう」と自分を鼓舞していました。仕事が休みの土日も営業したり、休もうと思った日に自分のチームのメンバーが営業に行きたい!と言えば、一緒に同行もしました。休みなんてほぼなかったと思います。これでもかと思うくらいの努力をしたと思います。手を抜いたことはなかったです。

一生使える能力

そうやっているうちに、いつの間にか、
目に見えない何かが変わったんでしょう。
営業の成績などの目に見えるものは、たいして変わらなかったです。
一番変わったのは、チームのマネジメントスキルだったと思います。
なかなか営業ができない人の気持ちを理解し、人の話を聞いてあげる力がつき、人が口にしない感情を拾ってあげれるような人にもなれた気がします。
そして、約1年半くらいで独立し起業した時には、たくさんのスタッフがついてきてくれました。

今、僕が最前線で営業することはほぼありません。
社内において必要な僕のスキルは「マネジメント」です。
歳をとっても一生使える能力がこの営業をしていた期間に身につきました。
現在仕事をしている時も、20年前のこの時代にあったことを思い出しながら仕事をしています。営業成績に悩んでいる人と話ができるのは、僕ももがきまくりながら営業していたからです。

毎日の仕事は、愚直にやる

あの営業時代に、「こんなことしてて何になるんだ」という疑問を膨らましていたら、今の自分も今の会社もないでしょう。
そう考えると、ゾッとします。
今の自分から見たら、その時の自分には、
「その仕事をやっててどうなっていけるのか、ってことに気が付ける目線で見れる力がなかった」と思います。
今、もがいている若い社員を見ていてもよく思います。
よくおじさん達が言う、「若い時は苦しんででもやれ!」的な言葉って、こう言うロジックだと思います。

自分が変わっていける道がどっかにあるとしたら、
めんどくさくって、大変で、悩まされる事の向こう側にしかないと思います。それを判断できる力もない時は、目の前のことを愚直にやる以外、大きく変化する方法はないのではないかなと思います。

僕も、今の規模の会社を持つ社長としては新人です。
だから、毎日悩みますし不安になります。
むしろ、この1年で不安が倍増しています。
飛び込み営業から学び経験した20年前の自分、
今の自分を奮い立たせます。

不安だったら、行動しよう。
1ミリでも前に進もう。
面倒な仕事もやろう。
何で俺がそんな事やんなきゃいけねーんだよ!って思ってしっかりやろう。
もうやるしかないって。やるしか前には進めないって思っています。
根拠がなくても、それがいつか大きなものにつながるはずだから。

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