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パプアの祭典ゴロカショー

2017年9月16日、17日でゴロカショーに参加してきたのでその時の情報をまとめます。

【ゴロカショーとは?】

 ゴロカショーはパプアニューギニア(以下PNG)の独立記念日(9月16日)とその前後の3日間にゴロカの街で行われるフェスティバル。PNGの部族がたくさんゴロカという街に集まって歌ったり踊ったりするとても楽しいお祭りです。

【ゴロカの行き方】

 水曜日と土曜日に東京からパプアの首都、ポートモレスビーまでの直行便が出ています。それ以外はオーストラリアやフィリピン経由等があります。経由していくのが安いです。ポートモレスビーからお祭りの開催地ゴロカまでは飛行機で1時間半ほど。道が続いていないのでバス等陸路で行くのは厳しいと思われます。飛行機を予約しましょう。飛行機はスカイスキャナーという検索サイトから探しました。

【ビザについて】

ビザは空港到着後取得可能でした。

【お金について】

 空港に着いてから日本円での両替ATMでのキャッシング両方可能です。ATMはANZというオセアニアでは有名な大手銀行があるので安心です。

【ゴロカショーのチケットの購入方法】

 ゴロカショーに参加するにはチケットが必要です。まずはゴロカの街の中心にあるbird of paradise というホテルのフロントに行ってください。そこで購入することができます。2day passで200k(1k=35円なので、7,000円くらい。)でした。
ちなみにゴロカショーは街中心から少し離れた競技場で行われるのですが開催地で直接チケットを購入することはできませんので、ご注意を。

【ゴロカの宿】

 National Sports Institute(以下NSI)という宿に泊まりました。
 街の中心からは少しはずれにあるのですが事前に飛行機の到着時間を教えておけば空港からはピックアップしてもらえます(歩いても行けなくはないですが、危険ですのでピックアップを推奨します)。
 NSI目の前は競技場になっておりこの競技場がゴロカショーの開催地となるためホテルの立地はかなり良いです。

 実際ゴロカショーを見に行って買ったお土産を置きに行ったり、少し疲れたら宿で休憩できるのが非常に便利でした。
 値段は3人部屋で1泊220k(7,700円)。NSIのスタッフは皆優しく、滞在中夜外にご飯を食べに行くときは夜道は危ないからということで常に無料で送り迎えをしてくれました。(スタッフもNSI内に住んでいるのでいつでもお願いできます。)シャワーも温水で、水量はばっちしです。Wi-Fiはありませんが、NSIに限ったことではないのでWi-Fiを使いたい人はSIMカードを空港で買いましょう。
 この宿は日本からメールで予約ができますが、返事がなかなか帰ってきませんので私は電話で連絡を取りました。会話は全て英語でokです。
TEL      5322391
Email   natspoin@daltron.com.pg
 lonelyplanetにはゴロカショーの時期は宿が混むと書いてありますが、この宿は大丈夫でした。

【食事】

 お昼はゴロカショーの屋台で購入できます。ソーセージとパンとポテトとサラダにコーラのセットで6k(210円)ほどです。夜は自炊or外食ができます。
 宿にはキッチンが付いているため自炊ができます。食品は市場で買うか、街の中心地にあるスーパーで購入できます。
 レストランはbird of paradise の目の前のマンダリンというレストランがオススメです。ビールを飲んでも1食1,000円以内に抑えられるほか、味がgood。Wi-Fiも使えます。スタッフは皆いい人で、外にはセキュリティもついてるため安心です。
 ちなみにレストラン自体がゴロカの街にはここを含め3箇所しかないらしく、1番コスパがいいのがマンダリンなので滞在期間中はずっとマンダリンで食事を取っていました。(持ち帰りも可能です。)

【ゴロカショーの楽しみ方】

①まずは買い物
 会場横にマーケットがあるので買い物をしましょう。アクセサリーや楽器を購入して身につけることで部族との交流がより一層楽しくなります。私は頭の羽とアクセサリーを購入しました(55k=1925円)。マーケットでは値段があまり書いていないのでとりあえず10kでokか聞いてそこから値段交渉するのがベストです(いきなり値段を聞くと大抵100kと言われるので)。マーケットは8時頃から入れます。

②フェイスペイント。
 競技場の奥のでかい木の下でやってもらえます。顔半分で2k、全体で4~5kでした。この時点でほぼ現地民族に溶け込めました。

③写真撮影。
 部族たちは9時過ぎ頃から競技場に入ってきます。ただし、1組ずつ入ってくるのとペースもだいぶ遅いため、焦らずじっくり構図を決めて写真撮影を楽しめます。部族の人達は写真を嫌がりませんがある程度のマナーは必要です。

④部族と歌って踊って騒ぐ。
 お気に入りのダンスをしている部族を見つけて一緒に踊っちゃえます。みんな喜んで招いてくれます。

⑤レゲイライブも楽しめます。
 競技場の隣でレゲエライブを行なっているので、そちらもついでに楽しめます。ただし現地民がかなり多いので貴重品にはご注意。

【治安について】

 lonelyplanetにはこうあります。『気をつけていれば危険な目にあうことはありません。』実際、昼間出歩く事も全然可能です。ただし夜中は車移動のみにしたほうがよさそうです。(私もご飯を食べに夜出歩こうとしたら危険だからとセキュリティに止められました。)
 車はホテルのスタッフに手配してもらえます。NSIであれば34号室に住んでいるKENというドライバーにピックアップをお願いできます。(今いるかは分かりません。)

 会場は屈強なセキュリティがいるのでかなり安心です。

 ゴロカショー中はスリに気をつけてください。日本人は結構人気で一緒に写真を撮ってくれとよく言われます。殆どの人は良い人達ですがたまに肩組んでる間にもう一人がポケット触り始めたりします。

【気候について】

 日が出ているうちは暑いですが高所なので夜中と朝方は結構冷えます。軽い上着を1枚持っていくのが無難です。
 天気が変わりやすく、時々雨が降りますがほんの一瞬で止みます。

【物価について】

 レストランは安くないです。1食20k(700円)+ビール7k(250円)とかでした。ホテルもどこも高いです。ただし、現地の人が使う市場は安く、果物や野菜が1k前後でした。
 民芸品は値段交渉次第です。頑張ってください。

【ゴロカから他の街までの移動手段】

 乗り合いバスがあります。バスは乗客が溜まったら出発する感じなので特に時間が決まっているわけではありません。私は朝6時の隣町のハーゲン行きのバスを使用しましたがバスは乗客がいっぱいにならないと発車しないので出発は8時でした。13時にポートモレスビーに戻るフライトがあったのですがドライバーに急がせてなんとか間に合いました。ハーゲン行きのバスは市場の目の前の広場から出ています。

【パプア人の印象】

 みんなフレンドリーでとても優しいです。JICAの影響もかなり大きく、日本人は特に優しくしてもらえます。たまにお金をくれないかと言ってくる人がいますが、とりあえず言ってみる精神で言ってる人達なので普通に断るとすぐに諦めてくれます。

【ゴロカショーを見るなら今のうち?】

 観光客と現地民の割合は1対9という感じです。観光客は少ない事もあり、色々な面で優遇されます。例えば現地民が列を作って部族を見ている時、どんなに混んでいても観光客は最前列で優先的に見ることができます。少し気が引けますが、現地の人も観光客ファーストの精神があり、笑顔で対応してくれるので甘えさせていただきました。こういう優遇は観光客の少ない今のうちかもしれません。

 とりあえずこんな感じです。全て2017年時点での情報ですのであくまでご参考までにお願いします。他に情報が知りたい方はコメントしていただければ覚えている限りの情報で答えますのでお気軽に!

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