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まる男、ドキドキの会話

1973年生まれのまる男は小学校1年の頃から、ある理由でプロも通うボクシングジムで学校以外、ボクシング漬けだった。そして、中学校、友達に誘われて野球部に入る。運動神経は怪物だけど、常識のだいぶずれた少年の物語である。


中学に入って一か月、明日からGWで休みだ。トイレから教室に戻ると隣の席の麻子が話しかけてきた。
まる男は少し、このおしゃべりな麻子に好意を持っている。まる男が恋愛マスターと呼ぶジムの兄ちゃんに相談したこともある。
麻子「私って、小鳥飼ってるじゃん。すごく可愛くてねー」
まる男 (いや鳥飼ってるの初めて聞いたけど、ここは黙って)
「あー分かる分かる。俺も犬飼ってるけど、可愛くてしょうがないよ」
(よし恋愛マスターの言う通り共感ってのをしたぞ)
麻子「でも小鳥飼ってると、鶏肉食べる時、ピーコの事裏切ってる気がするんだよね」
まる男 (よしここも共感だ!)
「わかるー、俺も犬肉食う時、裏切ってる気が・・・・」
麻子は眉をひそめながら言う
「えっまる男って犬の肉食べるの?」
まる男「いや、食べないけど・・・・」
    (恋愛マスターよ~)

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