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愛すべき嘘雑学たち12「皇帝の陵墓」

チンギス・ハーン。有名ですよね。12世紀から13世紀にかけて、ユーラシア大陸中央部を征服した人です。本名をテムジンと言い、蒼き狼と白き牝鹿を祖先に持つという言い伝えがあります。チンギス・ハーンの名は、彼が即位した時、シャーマンから与えられたもので、チンギスの語源は諸説ありますが、ハーンは、王という意味です。彼の死後、帝国は広がり、西はヨーロッパ東部まで、東は日本に肉迫する勢いになるまで征服していきました。
 さて、このチンギス・ハーン、没した後、埋葬地は機密扱いとされ、チンギス・ハーンの遺体を運ぶ隊列を見たものは全て殺すという徹底ぶりでした。その為、現在、彼の墓の場所はどこか、謎とされています。
 その上、米ソの冷戦の頃はモンゴル人民共和国という国名で、共産主義国家だったので、調査隊を送れませんでした。そして、ソ連の崩壊後、モンゴル国となり、入国が可能となりました。そこで、各国が調査隊を入り、チンギス・ハーンの埋葬地を探し始めました。NHKのノンフィクション番組でも埋葬地の探索の状況を放映したりしています。
 さて、TVでも、そうなのですが、チンギス・ハーンの墓はモンゴルで探しています。しかし、そこでは見付からないと思われます。チンギス・ハーンの墓はもっと北、シベリアにあるというのです。シベリアの永久凍土の地下に埋葬されたため、発掘は難しいのです。


しかし、ここ数十年の地球温暖化により、永久凍土は溶け始めています。だから、いずれ、近い将来、チンギス・ハーンの墓は、見つけられるでしょう。


信じたら負けです
嘘雑学ですから

#創作大賞2024
#ファンタジー小説部門

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