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愛すべき嘘雑学13「超古代文明」

超古代に実在したと言われるアヌンナキという人物をご存知でしょうか。二ビルという惑星の王です。二ビルという惑星は、3600年の公転周期の星で、まだ地球人たちには発見されていなく、想像を絶する程の科学力を持つ文明があるそうです。アヌンナキは王なのですが、二ビルでいう王とは、軍司令官といったところでしょうか。英語で、皇帝を意味するEmperorがローマ帝国の命令権、統治権を示すImperiumから来たというのに似ています。
 軍司令官が地球最高の地位を占めていたので、地上では、王を国家最高の地位としていたのです。
 さて、このアヌンナキ、何故地上へ降りてきたのかの説明です。
 アヌンナキに代表される二ビル人は、その生物の構成要素が金となっています。そして、生きるためのエネルギーを金の核分裂のそれを利用していました。その為、彼等が生きるためには、金を消費し続けなければならなかったのです。二ビルには金は豊富にありました。しかしアヌンナキたち二ビル人が生きるために金は消費されていきます。地球では、アミノ酸などの栄養が消費されますが、それは、排泄物として体外に出たり、死んだ後、微生物などによって、分解されて、再利用されます。しかし二ビル人たちは金を核分裂させてしまうため、金はなくなる一方なのです。
 近い未来において、二ビル星の金は枯渇する、そう予測された時、二ビル人たちは金が豊富に埋蔵されており、その金の採掘に使役できる生物のいる地球に目をつけたのです。
 アヌンナキを王として地球へ派遣して、金採掘をする準備を始めます。
 まず、アヌンナキの部下で科学者のエンキのもと、地上のサルにDNAをいじった生物をつくりました。その時、創られたのが、ホモ・エレクトス、ホモ・ネアンデルタール、ホモ・フローレシエンスなどホモ属と言われる種族です。しかし、どれも、それぞれの事情によって失敗作とされました。そして成功させたホモ属は現在、我々がホモ・サピエンスを呼ぶ種族だったのです。
 ただ、エンキはホモサピエンスも一度、失敗作だと決定し、洪水によって滅ぼそうとします。それをエアという高級官僚がホモサピエンスまでも滅ぼしてしまっては、金鉱堀りの生物はいつまでたっても創れないという事で、ホモサピエンスの神官、ジウスドゥラに予言として伝え、大きな船を造らせ、絶滅を防ぎます。
 なにやら、ノアの箱舟のエピソードに似ていますね。
 その後、これは地球では伝えられていないので謎なのですが、ホモサピエンスをほったらかしで、アヌンナキ軍団は二ビル星へ帰ってしまいます。そして、金は貴重、この記憶を持ったままのホモサピエンスが我々につらなるまでの歴史を造っていくのです。
 それにしても、アヌンナキが二ビル星に帰った理由とは?
 それがなければ、我々は今でも金鉱の鉱山夫として働かされていたのでしょうか?

うそざつがくですから
しんじないでね
うそ
ですから

#創作大賞2024
#ファンタジー小説部門

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