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20代の頃の怒り狂った美しさ

先月から各地でリクエスト頂いた曲を記録し、今朝久々に統計を取ってみました。
すると人気曲のひとつが、長渕剛さんの「とんぼ」。
初心を忘れず、基礎に立ち戻り、歌詞をもう一度深くなぞらえてみました。

「とんぼ」はまさに怒りの歌。
やりきれない想いと行き場のない悔しさを、噛み締めるように訴えるように唄っている。

思い返せば私の20代も怒り狂っていました。

何でうまくいかないんだ!!
何で認めてもらえないんだ!!
私のほうがライブ良かったじゃないか!!!
何で理解してもらえないんだ!!!

いや10代からそう思っていたかな。
何をやっても思う通りにいかない。
今でこそ喉元過ぎればですが、長かったな20年ぐらいもがいていたんじゃないかな。

振り返るとそれがとても美しくて。
だから「とんぼ」も皆に愛される歌なんだなと感じました。

「今宵の月のように」もたぶんそう。
ブルーハーツなんかほとんどそうじゃないかな。
その気質の近さなのか共感なのか、今でも私は熱い歌が好きです。

子どもを持ち、30代後半となった私は怒り狂うとは無くなりました。
だけどそれが寂しいとも思ってなくて、すべての事は自分次第だと腑に落ちたからかもしれません。

怒ったって何も変わらないし、奇跡なんて起こらない。
それはあきらめじゃなく、自分が変われば未来は変わると信じているから。
それも絶対的に信じている。

20代の頃に怒り狂った日々があるからこその今だと思います。
昔作った歌を聴いても、まあ悔しさが滲み出とる。てかこぼれとる。

だからと言って人生おとなしくいこうなんて微塵も思ってないので、まだまだこれからぶっ飛ばします。今のやり方で。

さあ12月がやってくるぞ!!!

これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!