バンドでも弾き語りでも無い、環境音と効果音という第3の道

ええ突然ですが(もはや当たり前のように突然)、新作CD『開眼』インタビュー動画をYouTubeで配信致しました。

今回は『Бесконечная лояльность、Россия』について。

全曲の解説を1本の動画に纏めようとも思いましたが、だいぶ長くなりそうだったので1曲ごとに分けることにしました。

だいたい3〜6分ほどなので、良かったらぜひともご覧ください！

発売日を発表して2日。発売1ヶ月前にも関わらず、現時点で19件ご予約を頂きました。本当にありがとうございます！

予約特典も発売日まで受付しております。ぜひとも宜しくお願い致します！

前回のブログでは、CD製作までの決断と新曲が出来上がるまでの過程をお話させて頂きました。

さあ次は、方向性の定めです。

何がやりたいかより、何を捨てるか

今回は最短最速が目標です。前作のように2年も時間をかけるわけにはいきません。

そのためには如何に無駄を省くか。つまり、何を捨てるかでした。

理想はたくさんあっても、理想ばかりではお金も時間も労力も足りない。ならば何を捨て、どう戦っていくか。まずそこを考えました。

「環境音」と「効果音」

私はまずバンドスタイルを捨てました。誰かにお願いする時間も予算もない。自分一人で全部やるしかない。

次に弾き語りスタイルを捨てました。『20代』で既にやったので、同じことはやりたくない。

とは言ったものの、バンドも弾き語りも捨ててどうするんだ。他にCDの作り方とかあるのか。

ここが私にとって苦難でもあり、成長へとつながった大きな一歩でした。退路を断ち、どうにかこうにかして前へ進むしかないという状況を作る。よくやります。

そこで辿り着いたのが、「環境音」と「効果音」です。

方向性を定めるのに1ヶ月半かかった

「環境音」というのは、水の流れだとか、鳥のさえずりだとか。

「効果音」というのは、ジャン！とか、チャリーンとかそんな感じです。

勿論、どっちもやったことありません。ましてや何の知識もなく、実験もなしに新しいCDに導入するというなかなかの無謀な挑戦。

だけどやるしかない。

私はおもしろいCDを作りたい。音楽はもっと自由なはずだ。今回は何者にも縛られない、私が好きなことを好きなように作りたい。

「環境音」も「効果音」も色々聴きました。色々じゃないな。どえらいレベルです。

そうすると、何の音が好きで、何の音が欲しくて、どういう音を作りたいかと、どんどんアイディアが明確になってくるんですね。

そして方向性が定まってくる。

そっからようやくレコーディングですね。方向性が定まれば、それに合わせて演奏するのみ。

CD製作ってレコーディングが大事というけど、方向性を定めるのも負けないぐらい大事だと思いました。ブレちゃいけない。

でも何でもそうですよね。そもそも何がやりたいのか。何を伝えたいのか。どう戦っていくのか。

長くなってしまったので、レコーディングの話はまた今度にしますね。改めてたくさんのご予約ありがとうございます。引き続き、宜しくお願い致します！！

12/5(土)は仏像作品展！！

12/5(土)「仏像作品展4」＠KOUKAスタジオ(玉川)
昼の部16:30〜／夜の部19:30〜 (パフォーマンス:約45分)
開場：開演20分前(入場後は出入自由)
入場料：1,000円
完全予約制(各回15名)
※観覧ご希望の方は、コメントか直接メッセージにてお願い致します。