【流し日記】3/7(土)日本酒バー慎庵＠昭和町

はじめに

昨夜の流しはまじでぶっ飛んでましたね。最高でした。

特にここ最近は世界的に粛々としているので、エネルギーが爆発したんでしょう。2時間半ノンストップ、数えたら44曲歌ってました。帰りバタバタでしたが、何とか終電間に合いました。ありがとうございました！！

昨夜は座りきれないほど人がいて、見た限り20代〜60代までと様々な方が足を運んで下さいました。お店の常連さんがかなり多く、こちらのお店(日本酒バー慎庵)はものすごく人に愛されている場所なんだなと感じました。

「田園」を皮切りに、ルビーの指環、アンダルシアに憧れて、あんたのバラード、真夏の夜の夢、空と君とのあいだに、ルージュの伝言、君と歩いた青春、Another one bites the dust、ガラガラヘビがやってくる、などなど。

初めての場所なので実はけっこう緊張していました。

だけど昨夜は完全にお客さんに恵まれ、最初から最後まで勢いは止まらず、帰るのが惜しいとすら思いました。

私はずっと歌いっぱなしでしたが、ギター置いてしっぽり一緒に飲みたいと思いました。また遊びに行きます！ただ日本酒がまったく飲めないので(なんだと)、ビールを戴きますね。

サケダイニング シアン (昭和町/日本酒バー)

「浅草キッド」を聴きながら、カウンターでしっぽりと日本酒を嗜むおっちゃん

アップテンポの曲で盛り上がる中、50代後半〜60代のおっちゃんから「浅草キッドを歌ってくれないか。」とリクエストを頂きました。

おっちゃんはカウンターの端のほうで一人、日本酒をしっぽり呑んでいました。それでは流しも同じくしっぽり、そして味わい深く歌おうと演奏させて頂きました。

翳った照明の中、奥のほうに見えるおっちゃんのお酒を嗜む横顔と背中は、まるで70年代に遡ったかのようでした。実際70年代の風景は映画ぐらいでしか知らないですが、たぶんこうやって昔の方は、生の音楽を堪能されていたんだろうなと。

奥の方で飲んでいたけど、好きな歌だったのかワイングラス片手にこっちに遊びに来てくれた50代〜60代女性2人

日本酒バー慎庵は、生演奏でも十分部屋全体に音が届く空間でした。近くの方々からリクエストを頂き、色々と演奏させて頂いていた時、奥の方から女性2人がワイングラス片手に遊びに来て下さいました。

近くで聞きたいと仰ってくれて、それこそ手の届く距離で演奏させて頂きました。ものすごく喜んでくれて、ありがとうという言葉を頂き席に戻っていきました。いやいやこちらこそありがとうですのに。

そしてまた別の曲を歌えば、再びワイングラス持って遊びに来て頂いたり。何がおもしろいかって、これが7往復ぐらいありましたからね。最終的にずっと隣にいて下さいました。そのほうがいいです。移動大変。

どの流し現場でも、何故かいつも必ずいて支えてくれる隠れプロデューサー

流しは私一人なので、場の構成や全体の流れ、あと投げ銭のシステムやリクエストの仕方はすべて私一人で取り巻きます。

だけど一度私の流しを経験なされた方は、全体のシステムを理解して頂いているので私が歌っている間に私の代わりに他のお客さんに伝えて下さいます。

「ああ、リクエストはこのリストから言わないかんよ。」
「1曲いくらじゃなく投げ銭やから、今じゃなく最後に渡せばいいんよ。」
「630曲あって1番だけシリーズだからな。気兼ねなくどんどん頼んでいいよ。」

もうこれがどんだけ助かっていることか。3〜4人ぐらいなら大丈夫ですが、10人超えてくるともう大変で、20〜30人となればとてもとても手が回りません。

中には私が帰りの準備をしている間に、投げ銭箱を持って回って頂く方まで。まじですよなんて温かい。さらには別のお店を紹介して頂いたり。

何がすごいかって、こちら全部同じ人じゃなくて、流しの各現場にそれぞれでいらっしゃいますからね。今回の方もその一人でした。感謝しかありません。

おわりに

長くなってしまいましたすんません。本当に昨夜の流しは最高でした。

本当に終電ギリギリで、お店の方にもお店を紹介して頂いた方にも遊びに来てくださった皆さんにも、ちゃんとしたご挨拶ができなかったことだけ悔やまれます。すみません。

だけどまた必ず遊びに行きます。コロナの影響で、昨夜行きたくても行けなかった方もいました。流しは本当に楽しいので、一人でも多く秒単位で自由気ままに遊べる時間と空間が作れたらと思っています！！

出張流しやってます！！
全国どこでも飛び回ります。ご興味があればぜひ！！