1年前の過去最高は、今の過去最高になっていない
過去のブログは読み返さなくなった。過去に作ったCDも聴かなくなったし、過去のYouTubeも見ない。
私は過去というものに”恐怖”すら抱いている。もう戻りたくない。二度とあんな風にはなりたくない。
いい思い出がないわけではない。過去の自分が好きではないのだ。言い方を変えれば、今の自分が一番好きなのだ。
それでもごく稀に、何かのきっかけで覗くことがある。
1年前に自叙伝を書いたが、数日前にご予約を頂いた。
今回はサインもご希望と伺ったので、1ページ目を開き、想いを宿してサインをさせて頂いた。
すると本に接する流れが生まれたからか、引き込まれるようにパラパラと文章を眺めてみた。
さすがに新品に手をつけるわけにはいかないとSAMPLEを取り出し、久々に読んでみた。
今読めば、確かに文章は少し未熟に感じた。今ならもっと簡潔に、芯を突くように書けると思う。
だけどそれが悪いとは1mmも思っていなくて、1年前は本当に一生懸命書いた。
間違いなく本気だったし、当時は過去最高の渾身の一作だと思った。それは今も変わっていない。
何が言いたいかって、1年前の過去最高は、今の過去最高になっていないということだ。
1年前は今が一番だと思っていた。だけど1年後の今は、今が一番だと思っている。
久々に自分の作品を振り返って、それが確かめられた。
大丈夫だ。過去に負けていない。全然負けていないすごくいいことだ。
そんな今日も来年は、あの頃は未熟だったなと言っているのだろう。
それでいい。
それがいいですよね。まだまだ上へ行くぞ!
これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!