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私はまだまだ足りてない。全然足りとらん

先週末、大学の時に所属していた音楽サークルのライブを見に行ってきた。

現役生だけでなくOBも出演していて、打ち上げにも顔を出した。
実に5年ぶりの事だった。

今でこそ小さいながらも音楽を生業として生きているが、当時は右も左もわからないどこにでもいるただのギター少年。

何者でもなければ、何かがあったわけでもなく、何かをやりたいと思っても、何かを残したわけでもなく、尊敬されるわけでもなく。

だけど野望だけは大きく、何の力もなくても、自分の心の中に、私だけは!とずっと灯火があった。

先輩後輩の顔を見れば、当時の記憶が蘇る。
情けなかった事も、不甲斐なかった事も、軽々しかった言葉も行動も。

封じていた弱い部分が、柔らかい部分が、誰かの手に掴まれたように感じた。
この感情を思い出した。布団から出たく無い、現実逃避をしていたあの頃の感覚。

それはまだ、過去の自分を消化しきれていないかもしれない。
やっと地に足つけて歩き出したかと思ったけど、虚勢を張ってて強がっている。

いつかその柔らかい部分を含めて受け入れることができるようになった時、ようやく自分は本当の一人前として、さらに誇れるようになるだろう。

行ってよかったです。楽しかった。
まだまだ私は足りていない。どうやら全然足りてないみたいだ。もうすぐ誕生日。

これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!