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音楽さえ出来れば無名でもいいと思っていた。だけど..

メジャーを夢見た10〜20代。
日本武道館、横浜アリーナ、フジロック。
いつも満員でCDが売れて、光と声援を浴びる姿を何度も描いて生きてきた。

現実を突きつけられた30代前半。
アルバイト地獄から抜け出せず、音楽を続けることの意味も見出せなくなり、ライブ演奏自体が苦しくなっていった。

本当に音楽がやりたいのか。
このまま歳を重ねて生きていきたいのか。
この地獄から抜け出せない原因は何なのか。

自分と真正面から向き合った30代後半。
「お金」と向き合い、ビジネスを学び、根本から仕組みと考え方を変え、今に辿り着いた。

やっぱり音楽をやりたい。
そして自由でいたい。

気づけば5年。
「音楽だけで生きていく」という夢は、皆のおかげで今日も叶い続けている。

音楽さえ出来ればいい。
別に有名なんてものは求めていない。
有名は有名のリスクがある。
知る人ぞ知るで、近くの人と一緒に楽しめたらそれでいい。
音楽さえ出来れば無名でもいい。


この5年で数えきれないほど飲食店で歌った。
オーナーさんや店長さんとも喋った。
すごくお世話になったし、助けてもらった。
好きな音楽をさせてもらえた。

恩返しがしたいと思うようになった。
私はもらってばかりで、何も返せていない。
私ばかりがいい想いをするのは違う。

でもそれは飲食店に限らず、昔から応援してくれる人たちも一緒。
そんな皆が声を揃えて言ってくれるのは、

「もっともっと有名になってね!」

音楽をやり続けるために有名を目指すなら、それは私には必要ないと思っていた。
だけど近くの人が嬉しいとか、有名になることで誰かを助けられるとなれば話は変わってくる。

10代の時に描いた有名になりたいとも違う。

大した努力をせず得られた私の武器は、歌声でもギターでも作詞作曲でも喋りでもない。

「一発で覚えてもらいやすい」こと。

もうすぐ40代。
有名になることで飲食店に人が集まってきてくれたり、誰かの喜びや助けになるのなら、次のステージとして、しっかりと向き合ってみたいと、特に昨夜強く感じた夜だった。


これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!