へたくそでもいい。踊って、踊って、踊って、踊って、踊りまくるのみ
「おもしろい」を創りたい。
クオリティーはすごく大事。だけど「おもしろい」を弱めたくない。たくさんの人に笑ってほしい。3つの身体と音だけで。
今日はダンス稽古だった。
今日も鏡を見ながら試行錯誤を繰り返し、動きを見ては改善し、休憩もなく3人でひたすらクオリティーと「おもしろい」を追求。
「おもしろい」ってなんだろう。どうすれば「おもしろい」が作れるんだろう。
イベントの名は「仏像作品展」。『仏像』という名が高々と掲げられている。
『仏像』なんて日常生活に触れ続ける人は少ないだろう。このようなイベントを作らない限り、書道家の息子である私ですら殆ど関わることはなかった。
ノリで『仏像』と名乗っているわけではない。メンバーの一人、加藤智之氏がものすごく仏像が好きなのだ。美術館でいう解説ラジオがいらない程に。
居酒屋で初めて語ってくれた『仏像』への熱い想いは、私一人で受け止めきれなかった。
広めていこう。伝えていこう。すべてはここから始まった。
『仏像』という立ち位置は私にとっても「おもしろい」と感じた。誰もが知ってる言葉でありながら、どこか少数派な印象がある。
このアンバランスこそエンターテイメントと掛け合わせれば、さらに追求者が少ない二つとしてないイベントが生まれると思ったからだ。
『仏像』と掛け合わせるエンターテイメントは定めていない。自由である。言葉でもいいし音楽でもいい。演劇でもいいし、絵画でもいい。
原作:宇野一成
今年で4回目。エンターテイメントは何にしようか。
辿り着いた答えが、ダンス。
私は今まで、ダンスというものをやったことがない。記憶にあるとすれば、ミュージカルのワンシーンぐらい。
手足の動作もわからなければ、表情も不明。肩や腰など考えたこともない。
だけどここだけの話、ダンスがやりたいと言い出したのは私。立候補をするように、前のめりで自ら声を上げた。
理由はコロナ対策もあるが、新しいエンターテイメントに挑戦したいというのが大きい。
挑戦中毒の私として、『仏像作品展』はまさに宝の山。
挑戦に悩み苦しみが付き物なのはわかっている。だけどそれ以上に「おもしろい」を追求したいのだ。
「おもしろい」って難しい。
だけど「おもしろい」って無限。可能性は止まらない。
稽古中は身体を動かし、鏡を見つめ、たくさんの「おもしろい」を模索している。稽古の日以外も、一人で毎日毎日踊っては探し続けている。
少しはうまくなっただろうか。過去の動画を見返しても正直よくわからない。
だけど一生懸命踊りたい。「おもしろい」と思ってもらいたい。楽しんでもらいたい。
残り2週間。最後まであがくつもりだ。まだまだやれることはある。
明日も練習します。そして明後日も明々後日も。
人は誰でも『初めて』って、人生でたった一度だけ。
沈むニュースが続く毎日に、元気や熱気といった少しでも明るい『気』を伝えられたらと思っている。
12/5(土)「仏像作品展4」@KOUKAスタジオ(玉川)
昼の部16:30〜/夜の部19:30〜 (パフォーマンス:約45分)
開場:開演20分前(入場後は出入自由)
入場料:1,000円
完全予約制(各回15名)
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