凄かったぞ淀川花火大会☆
「一馬くん、8月5日って空いてる?淀川花火があるんだけど、そこで流しをやってくれないかな。」
お誘いを頂いたのは6月末。
だけど正直近々まで、全然実感が沸かなかった。
7月25日に天神祭があった。
映像を観て、これはとんでもないぞと感化され、この勢いで淀川花火大会の出演を発表した。
すると想像以上の反響を頂き、より現実味を帯びた自分がいた。
そして当日。
「ぶっ飛ばす!!」と表では叫んでいたものの、内心感情の置き場が全然定まらずにいた。
800人超えの中、マイク無しで本当に流しが出来るのか。
この猛暑でぶっ倒れないだろうか。
てかそもそも帰れるのか。
それでもこのような機会を頂いた主催者へ少しでも役に立ちたいと思い、イベントのお手伝いをと早めに現地へ向かった。
12:30。恐ろしいまでの真夏の光。
気を抜けば意識が飛びかねないレベルの炎天下。
目の前には大きな川。おそらく淀川。
思いのままに飛び込んだらどんなに心地いいだろう。
何度も頭の中でそう唱えた。
「一馬くん。今日は早くから来てくれてありがとな。お客さんが来たら歌ってもらうから、今は程々で大丈夫だぞ体力温存で。」
「おーい!この子が今回流しをやってくれる一馬くんや!!1,000曲以上あるので皆んなリクエストしてな。なので今はあんま手伝わさんとってな。」
私は何しに来たのだろう。
焦げたもやしは、炎天下の中で一本佇んでいた。
そして水が美味い。美味すぎる。
ただ早く会場に着いたおかげで、運営の方々ともきちんとご挨拶ができた。
また現地の雰囲気も掴めて、少なからず歌のイメージを作ることができた。
あとは入場の混雑も避けれたかな。
めちゃめちゃ暑かったけど、早く来て良かった。何もやっとらんけど。
16:30。一般会場が始まった。
目を疑うほどの人の数で、みるみる席が埋まっていった。
いやまじかと。
「よし、そろそろ始めようか。ガンガン盛り上げてくれよ!!!」
これは生半可な気持ちでは太刀打ち出来ないなと、腹を括り”ミュージシャン”へと変身し、ギターを抱え準備万端。
17:30。流しで一番難しいのは掴み。
だけど音楽好きのお客さんがいてくれたおかげで、自然な流れで始める事が出来た。
各テーブルを回ったのだが、歌い始めれば近くのテーブルにも音が届く。
すると「次はこっちに来てくれ!」「ええな。待ってるぞ!」とあちこちでお声を頂き、それは渦のように止まらない止まらない。
2時間なんて一瞬で、全テーブル回れなかった。
いや本当に溢れんばかりの盛り上がりで、改めて皆んな音楽が好きなんだなと感じた。
流しやってて本当に良かったぞ。
そして19:30。
会場全員でカウントダウンをし、ついに花火が打ち上がった。
花火の迫力は異常な程に凄まじかった。
だけど何より全員が同じ方向を向き、気持ちがひとつになったように同じ空を見上げている姿がめちゃめちゃ良かった。
楽器破損を恐れ早めに会場を出たけど、それでもダダ混みで淀川を越えれない。
電車は人身事故で止まっとるし、1時間かけてやっと捕まえたタクシーも10分で3cmしか進まない。
もうどうしようもなくて、十三の飲み屋に突撃してしばらく過ごしました。
初対面なのに常連さんとすげえ仲良くなって、歌って飲んで連絡先交換したぞ。
帰宅まで4時間かかりました想像を遥かに超えてきたここまでとは。
長くなってすみません。
いやでもふたつとない貴重な1日で、本当に良い経験をさせてもらいました☆
さあ、まだ8月は始まったばかり。
これからもどんどん動き出すぞ!!!
これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!