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あんなに嫌いだった新曲作りが、今はもうやりたくてたまらない

ワンマンライブをやると決めた。ワンマンライブで新曲を歌う。ただそれだけを決めた。すると2019年はやろうとすら思わなかった、新曲作りに今手掛けている。楽曲提供じゃなく新曲作り。つまり、自分の曲だ。

2年前、私はライブを辞めると宣言した。厳密にはブッキングライブを辞めるということだ。理由は2つ。1つはシンプルに向いていないから。もう1つは、未来が見えなくなったから。

2年経った現在、私はものすごいライブがしたいと思っている。それ以上に、新曲を作りたいと思っている。こんな感情は数えれば7年ぶりで、2013年以降、私は新曲を作るのが苦痛で仕方がなかった。

しかしライブをやるからには新曲を作らなければならない。同じ曲ばっか歌ってたら何の成長もない。好き嫌いの感情を全部押し殺して、ただ新曲を作るという「目的」だけでライブ活動し続けていたのだ。

この「目的」というのが怖いところで、新曲はあくまで、自分がやりたい未来へ紡ぐための「手段」だということを忘れてしまっていたのだ。

だけど今は違う。流しを2年間、私なりに一生懸命やり続けたからか、再びライブをやりたい、再び新しい曲を歌いたいと思っている自分がいる。何より後押ししてくれたのは、私の流しでたくさん遊んでくれた方々の言葉。

「一馬のライブが見たい。」
「流しもいいけど、私はやっぱり一馬くんの歌が聴きたいな。」

この2年で本当に環境が変わった。そしてこの言葉を頂いて、私はもう一度ライブをやりたいと思ったし、何よりこう言ってくれた方々へ、新しい姿の自分を見せたいと思った。そして今までの歌じゃなく、新しい歌を。

2020年がもう始まっている。私の中で今までにない感情がもう沸き上がっている。早すぎる。2019年、てか数週間前までには予想もしなかった感情が今ここにある。

どうせならおもしろい曲を作りたい。良い曲も作りたいし、自分らしい曲もこの2年を象った曲があってもいいかもしれない。もうすぐ35歳にして、ようやくミュージシャンらしき人間になってきたかもしれない。


これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!