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【流し】ライブは歩いて来ない。だからギター持って歩いて行く

今日は「流し」の原点を振り返りつつ、ブログを書きたいと思います。

ライブって、自分を表現する上ではとても素敵な場所。
ステージの上では自由。基本的に何をやってもいい。好きなように表現。

しかし唯一弱点があるとすれば、ライブという空間でしか演奏できない、こと。
ライブという空間を共有するには様々な条件があります。
例えば場所だったりお金だったり時間だったり。

何月何日の何時。この場所。何千円払ったらライブが観れます、みたいな。

もっと何とかならんのか

バンドは全然それでいいと思います。しかし私は弾き語り。
私自身の音楽的な能力だったり価値を高めればいいともずっと考えてきましたが、それにしたって競争が激しすぎる。

ライブの本数(月7〜8本)に対して来てくれる方も毎回はさすがに大変。
演奏も毎回違うと言っても劇的な変化があるわけでもないし、もっと何とかならんのか。私なりにずっと頭を抱えこんでいました。

ライブハウスは物理的に動けん。なら私が動けばいい

当たり前ですが、ライブは演奏する場所が定められています。
そこでは大きな音を出していい。30分という許された時間なので、情熱振りかざして自分を主張しても可能な空間。
私が思うに、これらはすべて「人」によって約束されたものだと思います。

それなら約束してもらう「人」を探して、場所さえ開拓できればどこでもできる。
私さえ動けば、ギターさえあれば演奏なんてどこでもできる。
そう思って私はライブハウスから飛び出しました。

ギター持っとらんやないか

チケット代もいらない。むしろ音楽聴いて頂けるだけでありがたい。投げ銭なんて本当にありがたすぎる

自分の好きなことをやっているので、演奏もしていないのにいきなりお金を頂くなんてむしろ逆じゃないかと私は思います。

美味しいご飯食べて、本当に美味しかったからお金を払う。
無料のゲームをやって、おもしろいからお金を払ってもっと熱中する。
たぶん順序としてはこっちだと思うんですね。
音楽でも、心地よかったり楽しかったからお金を払うって構造が適切かと。

したがってお金の問題を提起すると、チケット代はいらない。
聴いて頂くだけでありがたいし、本当に良い、心地いいと思って頂いたら投げ銭頂けると本当にありがたくて、私事ながらこれからも音楽活動が続けられる。

私としてはやっぱりお金頂くと本当にありがたいので、そう思ってもらえるよう曲を覚えたり練習したりが努めだと思いますね。

時間はいつでも好きな時に。だいたい2時間ぐらい歌っとる

私の流しは10分で終わる時もあれば、2時間ぶっ続けもあります。
だいたい平均が30曲ぐらいですね。
お客さんが入れ替わって、同じ日に同じ曲を3回歌う事もあります。

お仕事終わりに来て頂く人もいれば、少し早めにいらっしゃる方もいる。
「一馬、もう飲んでまっせー!」というあの感じは最高ですよね。
また「ごめん、仕事長引いた!」と、カランコロンカランとドアを開けてくれる感じとかライブではまず経験できなかったことでした。

場所もお金も時間も「自由」!!これが流しの本当の強み

私は音楽が好きです。なぜなら音楽は「自由」だからです。
でもライブ活動を続けるにつれ、私は本当の「自由」をしばらく忘れていました。

いかに音楽が好きでも、「自由」のない音楽に私は魅力を感じない。
「流し」は自由です。本当にやりたい放題。また全員が主人公。

今週は流し4本演奏させて頂きますからね。うち1本は忘年会。
さあ突き抜けていきますね。新しい世界を作っていきます。


これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!