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手の内を晒して退路を断つ

昨日のライブは本当に最高だった!!

3年ぶりのステージ。
当然緊張しないわけがない。
しかも私の場合、ただ歌が良いとか演奏のクオリティーが高いだけでは足りない。
「楽しい」と「おもしろい」がいる。

勝手な思い込みかもしれない。
だけどどの過去を振り返っても「一馬はきっと今回も何かしでかしてくれる!」をいつも感じる。
ただでは終われない。
まさにCDでは再現できないライブの世界。

今回は5曲。それも全曲新曲。
知らない曲を5曲聴く事がどれだけ大変か、流しをやってるからこそ誰よりもわかる。

メロディーが良いとか、曲調が好みとか、そんなアプローチでのエンターテイメントもあるだろう。
だけど"私"という色や個性を織り交ぜるならば、歌詞からは目を背けてはいけない。

多くの人は経験しているだろう。
1回聴いただけで歌詞を理解する事難しい。
逆に言えば、何度も何度も聴くからこそ歌詞が心に染みる。

勿論、一度で突き刺さる事もある。
それでもより深く心へとなれば、必要なのは時間と回数。
何度もドラマのオープニングで流れるから口ずさめるようになるのだ。

私はライブが主軸じゃない。
何度も何度もライブをやるわけではない。
だからこそ一撃で、一発で新曲に入り込んでもらうにはどうしたらいいか。
今回はそこをすごく考えた。

何をやったか。
結論は、MCである。

私は歌だけでなく、MCの練習をする。
喋る内容、喋る時間、喋るタイミングを壁に向かって曲の合間に行う。
無駄がないか、まわりくどくないか、わかりやすいかを徹底的に練る。

とにかくダラダラと喋らない。
技術があるならまだしも、特に何も考えずその場の思いつきだけで喋るなんて、お客さんにはすぐ見抜かれる。
大切な事は、その場の思いつきの"ように"喋るのだ。

今回はドラマーと2人で演奏をした。
当然練習はしたが、MCは合わせていない。
そう、"敢えて"である。

お客さんだけでなく、メンバーのリアクションもリアルなほうがその場の思いつきで喋っている"ように"見えるでしょう。
それがライブのおもしろさだと思っている。

ではMCで何を喋ったか。
曲の紹介である。
曲の意味や背景が分かれば、新曲への意識も高まると思った。
それを如何に丁寧に短く、それでいて本質を何度も伝えるか。

盛り上がりました!!
本当に楽しかったです、ありがとうございました!!

手の内を晒すようなブログになったけど、たとえバレても良いライブができる自信がある。
やっぱり音楽はこうでなくちゃいかん。

これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!