ボロ負けだった昨夜の流しを振り返って
<今朝のラジオ>
昨夜は福島で流しでした。その後、ママとお客さんと3人で北新地へ。
ママの知人がBARのオーナーで、そこでオーナー自身が流しのようなことをされていることは以前から聞いていました。
一度観てみたいというのもあり、24時過ぎてましたが私も同行させてもらいました。
北新地のBARに到着
わりと広めのBARで、お客さんも15人ぐらいいました。私たちが来た時はまだ流しは始まってませんでした。
一緒に乾杯させて頂き、お喋りしながら私はBARの雰囲気やお客さんの層、PA設備やスタッフさんの動きなど、舐めるように見回していました。
ママが私を紹介してくれて、ご挨拶。後で伺ったら、オーナーは54歳だとか。私と約20歳差。
いよいよ流し開始。私はお客さん
私が未熟で人間できていないんでしょう。やっぱり同業者となれば素直に受け入れられない自分がいました。しかも「流し」なんて超珍しい職業であれば尚更です。
自信はありました。毎日練習してるし、まだ2年半ですが私なりに場数踏んできたし、微々たるものですが結果も出してきた。
だからひとえに「流し」と言ってもどんなもんだろうというのが入口でした。
そしてお客さんの温度も高まり、流しが始まりました。
正確には「流し」というより、お客さんが好きな歌をギターで演奏してくれるって感じですね(まあそれが流しなんだけれども)。
自分で歌うというより、お客さんに歌ってもらう。しかもこのお店ではマイクもあってギターもアンプにつないでというライブのようなスタイル。
実際に見た率直な感想は、凄いと思いました。
テクニックじゃありません。観た限りは私でもできそうなぐらいです。一番凄いと思ったのは、『のせ方』と『抑揚』ですね。
勝てないと思ってしまった
ただ曲を上手に弾くのではなく、感情を揺らすように、うねるように弾く。だけどテンポが崩れることはなく、歌わない間をものすごく大事にして、ギターもコーラスもお客さんの邪魔はしない。
それがどの曲でもそうでした。ムラが無い。しかも最適な音量と音質を知っているんだと思いました。歌わない(聴く側)も心地いいんです。
1番だけシリーズなんてしない。1曲まるまる演奏。それでも退屈とか長いと感じさせない。BGMであってBGMじゃない。
正直に言います。勝てないと思ってしまいました。私なんかより全然レベルが高い。
やりたくないって思ってしまった
でもよくよく考えたらそりゃそうで、BAR自体も10年以上されているみたいで週6で営業されているから、数字だけ見ても経歴とか場数が尋常じゃない(年に300本以上)。そこに対等に挑もうというのがそもそもおこがましい話。
だけど数字や経歴だけで納得なんてできるわけがない。いつだって下克上したいし、1位になりたい。一馬という名前がここにあるように。
悔しい夜でしたね。BARの流れから私もギターまで持たせて歌わせて頂いたんですが、やりたくないって思いましたからね。こんなこと初めてです。いつもなら絶対ぶっ飛ばす!なのに。
結局4時まで飲んでまあまあ体内にアルコールが入りましたが、あの夜だけは今も鮮明に覚えています。忘れられない。流しで産まれて初めて負けましたからね。しかもボロ負け。
でもやっぱ第一に湧き上がった感情は、絶対追い抜くです。
負けず嫌いが全力で発動しました。負けたけど私は私のスタイルでやっていこうなんて微塵も思いませんでした。認められるわけがない。
犬が猫に負けるのは受け入れられても、犬が犬に負けるのは許さない。流しが流しに負けるなんてのはあり得ないんですね。やっぱり人間できてないと思います。
今日は熱くなってすいません。もっともっと頑張ります。こんなに感情が高ぶったのはいつ以来だろう。
でもやっぱり書き残したいと思って、忘れたくないしもっと強くなりたい。明日も流し。精進します!!
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これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!