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時に、何もかもぶっ飛ばしたくて歌いたくなる夜がある
いつものように弾き語り動画を録った。
意識しているのは、主に音程や表情。
音が外れていないか。表情が硬くなっていないか。気難しく歌っていないか。
弾き語り動画は毎日配信なので、もはや日課。
録り貯めはせず、今日歌って即配信。
そもそもの目的は、ネット上でも流しを楽しんでほしいという想いと、もっとうまくなりたいために実力を晒すという自分との戦い。
録り貯めしようものなら、調子がいい時に一気に録ったほうが、映りがよく評価も得られるかもしれない。
しかしそれだと実力を晒すことにはつながらない。
調子がいい日も悪い日も、どんな日でも今一番最高のものを出すというのが、私たちアーティストの在り方だと私は思っている。
流しでもそう。
今日は調子が悪いなんて言い訳は聞かない。
プロフェッショナルとしてお金を頂く以上、それが最低の最低の礼儀。
昨夜はコロ流し(誰か笑ってください)
しかしたまに、そんなことすらもぶっ飛ばしたい時がある。
見せ方とか在り方とか、振る舞い方などを全部無視して、ただただ自分がやりたいことをぶっ放したい時がある。
弾き語り動画を録り終えた後、曲覚えに取り掛かった。
今日は昨夜の流しで盛り上がった「1000のバイオリン(ブルーハーツ)」を取り入れることに決めた。もともと知っていた曲。
数年ぶりに実際のライブ映像を見て、興奮が止まらなかった。
私は10代に戻った。
ただただ大好きな歌を、理由もなくただただ歌っていた音楽好きの少年時代。
ヘッドホンの音量を上げ、気づけば家で一人、頭を縦に揺らしていた。
居ても立っても居られなくなって、歌いたくなって今日はもう1本録音することに。
だいたいいつも何回か録り直すのだが、今回は一発のみ。
しかも見た目だの表情だの音程だのなんだの何も考えず、ただ歌いたいから歌う。音楽少年だったあの頃と、まったく同じ。
私は趣味でよく本を読むが、巡り巡って、最終的には何もかもどうでもいいって思ったりもする。
結局自分の核となる「好き!」とか「やりたい!」に、大きな大切な答えだとかメッセージだとか突き刺さるものがあるのかもしれない。
それが許されるのが、音楽だったり絵画だったり、演劇やお笑いなどの芸術なのかもしれない。
コロナもあってもっともっとネット社会は加速していくだろう。
だけどやっぱり距離が離れても、情熱や体温は忘れてはいけないと感じた1日でした。
がんばりましょう!!
【追伸】
イサオが犬に戻らない
出張流し(Uber Eatsの音楽版)やってます!!
全国どこでも飛び回ります。ご興味があればぜひ!!
これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!