税理士さんをも困らせる私の事業「流し」
本日は月に一度の、確定申告に向けての記帳指導がありました。
私は今年2月に独立したばかりで(平成最後の独立!)、個人事業主としての確定申告は今回が初めてです。なので何がなんなのかさっぱりわからず、月に一度、税理士さんに色々と教えてもらっています。
前回は確定申告とはなんぞやという基礎を教わり、今日は記帳の仕方について学びました。噂でも、確定申告はとにかく面倒という話はよく聞くので、数学好きの私としては自分なりのやり方で完全突破を目指しています。
白色申告(簡単)と青色申告(難しい)
個人事業主の確定申告には、白色申告と青色申告があります。
ざっくり伝えますと、白色申告がすごく簡単に作れて、青色申告がだいぶ頑張らんといかんってものです。
なのでその分、青色申告のほうが恩恵を受けやすい(税金の負担が少ない)というわけですね。
将来を考えると、やっぱり難易度の高い青色申告のやり方を今のうちに習得しておけば、後々も何かと対応できるので早めに能力をつけたい、というのが本音です。
したがって今日の記帳指導は、青色申告を行うための勉強会になりました。
税理士さんから見ても、流しはかなり特殊らしい
お願いしている税理士さんは、元々国税庁に務めていて、そっから独立し会社を立ち上げた、言わばかなりのベテランです。
なんだかんだで合計40年以上、専門として携わっていたとか。
色々な方の指導をされてきたと伺いましたが、私の事業を話すと、今までやったことがないとけっこう頭を抱えられておりました。これは大ピンチです。
まず、流し自体がそもそも目の前での現金でのやり取りなので、給料振込のように1ヶ月後お金が入るとかではないため、40年前の八百屋さんと同じ感じだそうです。嘘でしょ2019年ですよ。
やおやのいなだです
経費の分類が難しすぎる
しかも記帳で最も大事な経費の付け方ですが、当たり前ですが仕事として使ったお金しか計上できないものとなっております。
そこで質問したのが、
「流しでよくビールを奢ってもらいますが、お客さんと仲良くなるためにたまに自分で買ったり、何なら私がお客さんに奢る場合もあります。これは経費なのでしょうか!?」
まあ仕事を円滑に行う上での経費と言えば経費だけど、交際費…でもないし飲食代にしたらとんでもない数になるから「これ本当に経費か!?」と税務署につつかれるだろうし…。という問題。
続いて、
「私、よく本を買いますけど、あれは経費になりますか!?」
『仕事として必要な本で、趣味じゃなかったら経費になりますよ。』
「私がよく読む本はビジネス本ですね。仕事としてもすごく勉強になりますが、それ以上におもしろいのでほとんど趣味で買って読んでるようなものです。これでもいけるのでしょうか!?」
『いや、どうだろうな…うーん。』
「あと先日絵本作ったんですけど、それも経費に入りますでしょうか!?」
『え、絵本!!?』
「はいあの、仏像作品展というイベントをやりまして。」
『ぶ、ぶつぞう…』
そんな1時間半でした。
しかも最後に税理士さんに言われたのが、今年の確定申告は「改正前の税率」「改正後の税率」「軽減税率」の3種類あるからこれも分類しなければならないと。
もう私終わったかもしれません。どうしましょう色々渋滞してます。
とりあえず今はもう笑うしかないので、スタジオで歌でも歌ってどっか別の世界へ行ってきます。
あ、これも経費になるのかな。なるよな。でも好きな歌歌うし、だけど好きな歌も流しの曲リストに入ってるし。うおおおおおおおお
これからもぶっ飛ばします。良かったらぜひ!