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【無料】WIN5対象レース・レース回顧~ジャパンカップ2020ほか~

WIN1シャングリラ賞

勝ち時計1.36.6で想定通りの力勝負に。
L3Fから12.8-12.0-11.9と加速ラップでの決着となり、ハイレベルなメンバーにふさわしいレースとなった。

勝ったオーバーディリバーも強かったし、クビ差フルデプスリーダーや、後方から追い込んだセイヴァリアントもしっかり力を示した。

3着プリミエラムールはこれまで牡馬と走って力を発揮できなかったが、ここにきて牡馬と戦えるように精神的に成長した。

4着までと5着以下ではタイムに開きがあり、やはり上位4頭はこのクラスは通過点の馬だと思う。

このタイムでさらに加速ラップでやってきた4頭、今後も注目したい。

WIN2立雲峡S

思ったより時計がかかった印象。
勝ち時計1.34.1は意外だった。

トウカイオラージュがハナを切り、ソシアルクラブが番手で競馬。

スローペースでレースは進み、1000m通過は1.00.2、36.5-33.9という極度の後傾ラップに笑。

通常であれば前にいるトウカイオラージュ・ソシアルクラブに向く展開になったが、トウカイオラージュは1F長かったか。

ソシアルクラブはブリンカー慣れしてあまり走らない中でタイム差なしの4着だったが、これは展開が明らかに向いただけ。
復調と言い切るには材料に乏しい結果だった。

結果としては中団にいたアルティマリガーレが伸び、さらに最後方からサトノウィザードが強襲。サトノが僅差で勝ちを収めた。

アルティマリガーレはスローの瞬発力勝負で適性を示し、上がり33.5で前にいた②と⑩を捕らえた。今後も3Cでスローのレースなら買えそうな馬。

サトノウィザードはようやくOP入り。まもなく5歳になるが、長かった。2歳の時にはダービー馬だ!と勘違いしたほどの馬だったが笑。

その代わりやはり内容は秀逸で、上がり2位33.3のダンサールに対してこちらは32.8の鬼脚でスローを最後方から差し切って勝利。

スローの瞬発力勝負などという、最も後方が苦しい展開で、しかも全馬脚が溜まっていて上がり差が生じにくい展開で、この馬は最後方から差し切ってしまった。

これはオープンでも即通用する。

言ってしまえば、秋華賞の日、同週の京都でアーモンドアイの上がりよりも速い上がりを使って勝ったのがこの馬。
適性さえハマれば大物食いも出来る馬だと思う。

アーモンドアイのラストランの日にOP入り。
この馬もまたカナロア産駒。
個人的に好きな馬なので頑張ってほしい。

馬場傾向だが、時計がかかったから重くなったかというとそうではないと思う。
今回はスローだったので。

WIN3ウェルカムS

荒れるならここだろう、と思ったが実際にめちゃくちゃ荒れた笑。
3連単50万馬券が飛び出た。

個人的には多頭数だけにペースがそれなりに流れることを期待したが、蓋を開けてみれば1000m1.02.5という未勝利並みのスローに。

前日のnoteにスロー専用機と書いたヒシイグアス、ショウナンハレルヤ、ギャラッドで1.2.3着。
「でしょうね」というメンツだった笑。

レッドアルマーダもまた今までスローの前残りで連勝してきた馬だったが、これに7人気オメガラヴィサンは先着し、4着だった。

ここに関してはペースがすべて。

3勝Cの多頭数でここまでぬるいペースになると思ってなかったので、まだまだ修行が足りない。

WIN4カノープスS

メイショウカズサが4角で減速し、ダントツの最下位で入線。
故障か鼻出血か…、心配になる負け方。

勝ったのはダート替りのハナズレジェンド
長い間芝の準オープンで頭打ちだった馬とは思えないほど鮮やかにOPを制覇。ハーツクライだったしダートの適性が高かったということだろう。

最後の伸び脚も一頭だけ違っていたし、ダートがとても合っていた。

とはいえメイショウカズサ以外めぼしい馬もいなかったし、ここで勝ったから即オープン・重賞で通用するとは言えないが、それでも嬉しいOP勝利。

メイショウエイコウは函館で好走していた馬で、高低差が3.5mもある函館をこなせるほどタフだったからこそ阪神2000の長丁場でも上位に来れたか。

ダノンスプレンダーは人気通り順当に好走。どこでも走る適性の幅広さは脱帽。
ただ先行馬が崩れた中で3着確保は立派。
一旦は先頭にも立ったし、見所はあった

WIN5ジャパンカップ

何度見ても素晴らしいレース。

キセキが1000m57.9という大逃げをかまし、大物を倒すにはこれしかないという勝負騎乗で魅せてくれた。まずはこのチャレンジ精神を称えたい。

これだけハイペースを作り出し、それでも8着で入線というのは流石というほかない。

ちなみに2000m通過1.57.5は今年の天皇賞秋の勝ち時計1.57.8を上回っている。キセキはやはり強い。

無理な逃げがたたってか、L2は13.2と猛烈な減速。

というか

12.7 - 10.8 - 11.8 - 11.3 - 11.3 - 11.5 - 11.8 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 13.2 - 12.3

というラップには鬼気迫る執念すら感じる。

4F5Fの11.3-11.3ってなんだよ!!って感じ笑。
2400mのレースとは思えないほどのハイラップだった。

そんな中で大外から突っ込んでいったヨシオと、それにくっついて先行していったグローリーヴェイズのファイティングスピリットにも敬意を表したい。

とくに川田の判断は絶妙で、いくら大外とはいえ後方待機してしまったら三冠馬三頭を後方から差さねばならず、その時点で勝ちはかなり遠ざかってしまう。

外から最初に脚を使って先行し、キセキのハイペースを別にすればヨシオやトーラスジェミニの作るミドルペースを追走し、最後も伸びての5着は強かった。

というか着順を見ると分かりやすいが②⑥⑤①⑮③⑦④と8着キセキまでグローリーヴェイズ以外内枠の馬だった。

大外から三冠馬2頭相手に0.1秒差の競馬をしたグローリーヴェイズ。

たらればだが、内枠を引いていればアーモンドアイと勝ち負けしていたのではなかろうか。

しかし、ベストなレースをしてくれたし、悔いはない。
ありがとう川田、ありがとうグローリーヴェイズ。

勝ったアーモンドアイはスタート抜群で、かつてのオークスと同じく先行。最高の騎手が最高のエスコートをして、最高の馬が頂きに達した。

GⅠ9勝、伝説を作ってターフからアーモンドアイは去った。

天皇賞秋を勝った時、ルメールは感涙にむせんでいたが、今日のルメールは「彼女を讃えてあげてくれ!」と拍手を煽っていた。
それもそのはず、天皇賞秋は安田記念でスタートを失敗したということもあり、プレッシャーを感じながらのGⅠ歴代最多の8勝を獲得したのだから。

今回はお祭りだ、というルメールのコメントには一種の晴れやかさがあった。
最強の馬が能力を発揮して後輩の三冠馬らを相手に勝ち切った。
その事実が爽やかに一陣の風となって心に吹き渡るようだった。

これだけのメンツを相手に最高の結果を残したアーモンドアイは、紛れもなく最強牝馬の名にふさわしい。

コントレイルは出がそこそこで、デアリングタクトより後方に位置取り、「やはり調子が悪いのか?」と勘繰ってしまったが、最後の脚はすさまじく、アーモンドアイすら上回る上がりを使って2着確保。

無敗の三冠馬としての誇りを感じたし、菊花賞からの強行軍にも関わらずあそこまで迫れたのは驚きを禁じ得なかった。

この馬は菊花賞でもそうだったが、強さの源は身体能力は元より、精神的な部分が多くを占めているのではないか。

ディープ産駒は一生懸命走る馬が多いけれども、この馬もまた生来の負けん気と根性が非常に優れているのだと思う。

デアリングタクトは直線で一旦はコントレイルと馬体を併せて伸びてこようかというところで前のカレンブーケドールが壁となり、進路を内に選択。ここが勝負の分かれ目となった。

周知の通り、今の府中は内の馬場が傷んでいて伸びが悪い。
これも競馬だが、馬場の良かった外を走ったコントレイルと比べてクビ差に迫ったデアリングタクトもまた真に強い馬だと言えよう。

今後も楽しみな馬であり、WIN5をこの馬1点で買ったということに後悔を感じさせない、そんな強い内容のレースをしてくれて感謝したい。

今回、三冠馬三頭が揃って無事に出走を果たしてくれたことを、本当に感謝したい。誰に感謝すればいいのか分からないが。競馬の神様ということにでもしておこうか。神様、いいレースを見させてくれて本当にありがとう。

願わくば、またこんな素晴らしいレースが見られますように。

ということで、皆さん今日はこの辺で。

またお会いしましょう、Bye✋✨

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