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街中にバスケコートがあればコミュニティが生まれる

現役東大生の遠藤和真です。

NewsPicksアカデミアで、7/31に、カフェカンパニーの楠本さんと、ホテルプロデューサーの龍崎さんの対談イベントがあり、参加してきました。

<登壇者プロフィール>
楠本修二郎(くすもと・しゅうじろう)/カフェ・カンパニー代表取締役
1964年、福岡県生まれ。1988年、早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルートコスモスを経て、大前研一事務所入社。平成維新の会事務局長に就任。2001年、カフェ・カンパニーを設立し、代表取締役社長に就任。“コミュニティの創造”をテーマに、代表ブランドである「WIRED CAFE」をはじめ、GINZA SIXのプレミアムフードホール「銀座大食堂」、コミュニティ型ホテル「WIRED HOTEL浅草」、LA発日本初上陸のティールーム「ALFRED TEA ROOM」等、およそ70ブランドを展開する他、地域活性化事業、商業施設のプロデュース等多様な事業を手掛けている。

龍崎翔子(りゅうざき・しょうこ)/L&G GLOBAL BUSINESS, Inc.取締役/ホテルプロデューサー
1996年生まれ。2015年にL&G社を設立。「ソーシャルホテル」をコンセプトに掲げ北海道・富良野の「petit-hotel #MELON 富良野」や京都・東九条「HOTEL SHE, KYOTO」をプロデュース。2017年9月には大阪・弁天町でアナログカルチャーをモチーフにした「HOTEL SHE, OSAKA」を、2017年12月には湯河原でCHILLな温泉旅館「THE RYOKAN TOKYO」を手がける。

お二人は、カフェやホテルといったリアルな場所に、コミュニティを作っています。

僕はもともと、コミュニティを作って出会いをプレゼントしたいと思っていたこともあって、興味深いお話を聞くことができ、とても充実した内容でした。

そして、第一線で活躍されている龍崎さんの姿は、同じ東大生としてとても輝いて見えました。

今週のnoteは、そこから感じた自分の思いを中心に書きます。イベントレポートではないので予めご了承ください。

(公式のイベントレポートはこちら)

街中にバスケコートがあればコミュニティが生まれる

イベントの中で、スナックについての質問が上がったとき、龍崎さんがふとこんなことをおっしゃいました。

「たとえば街中にバスケコートとかあったら、そこにコミュニティが生まれるんですよ。」

これ、本当にその通りだと思います。

僕は田舎の出身で、地元のみんなとは小中9年間一緒に過ごしました。一学年200人くらいいましたが、ほぼ全員知っていたと思います。

学校でも、公園でも、みんなと遊びました。都心ではあり得ない、密度の濃い時間でした。

でも、同じ地域に住んでいるからといって、9年間、最初からみんなと仲が良いわけではないんですね。

自分の仲がいい人と、まだ仲良くなれていない人、みんなで公園でバスケしたり、遊んだりすることで、仲がいい人の輪がどんどん広がっていくんですよね。密なコミュニティがバスケを通じて拡大していくんです。これが楽しい。

このコミュニティが拡大していく過程がスナックに似ているんですよね。ざっくり言えばお酒かバスケかの違いです。

こういった体験を、東京でも設計したい。そんなことを考えています。

というのも、東京って、人と人とのつながりは田舎より薄い気がするのに、田舎より面白い出会いがたくさんある気がしていて、そのギャップがもったいないなあと思うんです。繋がる機会をもっと提供してあげれば、面白い出会いがたくさん起こるんじゃないかなって考えています。

僕は、若い人に、若いうちに出会いをプレゼントしたいとゆるーく思っていて、そういう意味ではスナックよりもバスケコートに近いリアルな場所が作りたい。

話しかけていい「言い訳」をデザインする

今回の対談を聞いて、僕がコミュニティが生まれる場所を作る上でキーになるなと思ったのが、会場から出てきた「言い訳」という言葉。

人間って、何かを買うとき、言い訳を探してると思うんですよね。「今月はボーナス出たから」。「今使っているのはもう古くなった気がするから」。その言い訳が自分の中でストンと腑に落ちたとき、罪悪感なくそのものを買えるんだと思うんです。

これは会話のきっかけのデザインにも同じことが言えるのではないでしょうか。日本人は、赤の他人にいきなり話しかけるのは恥ずかしい。でも何か話しかける「言い訳」があれば…。かわいい子に話しかけるとき、なにかきっっかけを探すようなものですね。

バスケをするときも、たとえ話したことがない人でも、「一緒にバスケをしている」という「言い訳」によって話しかけることができるという風に捉えることができます。一緒にバスケをすると、本当に話しかけやすいし、仲良くなります。

空間をデザインする時、この「言い訳」をうまく設計できれば、コミュニケーションが生まれ、出会いが広がっていくんじゃないかと思います。

上に書いた、「繋がる機会を提供して面白い出会いを生み出す」というのも、繋がる「言い訳」が重要になるのかなあと。

この「言い訳のデザイン」についてこれから考えていきたい!

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