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【今日のコバコ】ファンタジーレルムズ

ブルース・グラスコ『ファンタジーレルムズ』。今年(2021年)のKdJノミネート作で、自分が知る中でルール説明がもっとも短いボードゲームです。

手札を7枚配ります。手番では山札か捨て札から1枚取って1枚捨てます。捨て札はすべて個別に並べて、10枚捨て札が並んだ瞬間にゲームが終わり、各自カード効果に基づいて得点計算します。(終わり)

これがSdJじゃなくてKdJノミネートなのは当然カード効果が複雑だからなんですが、そんな内容なのに説明がカードの読み方含めて5分で済むのがこのゲームの凄いところです。こんなルールでもデベロップちゃんとキメたらゲームになるんだっていう、横っ面張り飛ばされるようなショックがあります。

テキストの得点もアメゲー的というか大味で、「〜の条件を満たしたら100点」とかが本当にあるんです。勝利ラインは180点ぐらいなのに。そんなざっくりした得点なのにゲームバランスは妙にとれてて、そこまで差がつきません。何回遊んでも意味がわかりません。

ゲームってこれでいいんだ、っていう気づきをもらえて、私は大好きです。大賞こそ逃しましたが、2021年にこのメカニクスを見た衝撃は他のどんなゲームにも負けません。

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