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【今日のコバコ】ミントワークス
カンカンに入ったワーカープレイスメントで、このミントタブレットみたいなのがワーカーです。それで15分で終わる。すごいですよね。ミニマムなワープレという着想はそこそこの人が思いつくでしょうが(かく言う私もポストカードで20分のワープレを作ったことがあります)、カード付きでランダム性高くそれを実装して、かつきちんとゲームになっているのは、それだけで価値があります。
スモールサイズドなゲームは大抵「小さく納まる」ことを第一の要件にしてから始まります。だからこのゲームの場合はミンタブっぽいコマでゲームを作るという出発点なのかな、と想像しました。ワーカーを共通色の使い切りにして、手元に建てた施設のほうで補充個数を管理する、というアイデアは目新しくはないのかもしれませんが、このサイズのゲームにとってはクールです。『ミントワークス』ではワーカーの総数に制限はありませんが、制限をかけるとまた違ったリソース管理が生まれるでしょうし、面白いアイデアがここだけでも色々出てきます。
規模の小ささからくる限界として、システムの独自性が必ずしも高いわけではありません。言ってしまえば普通のワープレです。けれど、普通のシステムで15分で終わるということはルール説明がしやすく取っつきやすいという意味でもあり、このジャンルへの導入として、またフィラーとして、長所にもなっています。小さいこと自体がゲームの個性です。
そして、ワープレはアクションドラフトが公開情報なので、概してプレイ感が重いジャンルです。それが15分で遊べる。このゲームはアクションの種類が少ないので半分くらいは自動的に手が決まり、市場から建物を選ぶところに主な選択が出ます。だからそんなに重くないし、気軽な割には充実感がある。特に私みたいに重量級ゲームが不得手なプレイヤーに対しては、それは積極的なアピールポイントになるのではないかな、と思います。
センスのいいゲームで、デザイン的に学ぶ面が多いです。拡張が色々ほしくなりますよね、こういうのは。
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