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全裸の柔軟体操、そして南の国で起業


(よけいな日本語が夢の想起を邪魔しないように、外国人の英語講演を小さいボリュームで流しながら)

旅行へ行くのだと思っていた。幼児のころの息子を連れていた。

その前の場面では仕事をしていた(別の夢だったのかどうかよくわからない)。
たくさんの業務用デスク。別のエリアに私の本当のデスクがあり、短くなった赤鉛筆、青鉛筆が山ほどある。さらに増えていきそうだった。
が、すぐに対応しなくてはならないのは机の脇の紙袋に入っているサンドイッチのお弁当。何日か前に買ったものがそのままになっていた。パンに挟まったツナから細かい白い泡が出ている感じだ。
日付を見ると、3日前の7月末。金曜日のもので、土日をはさんで3日たっている。昼食に食べるのを忘れて同僚とレストランに行ってしまったのだ。
それを、捨てる。捨て方のルールがよくわからないが、燃えるゴミでよかったか。紙類が捨ててある場所に突っ込む。

(間になにか場面があったはずだが忘れた)

小さな屋内スポーツ施設。いや、ホテルのようなのだが。
そこを通ろうとしたのだったか、用事があったのだったか。
そのスポーツフロアに集まった人たちが、柔軟体操を始める。いきなり号令がかかり、インストラクターがモデル演技をしている。
人々をぬうように歩いていた私は、つられて体操をしてしまう。
両足を肩幅に開いて立ち、片方の足先に手を添えるように上体を折り曲げる。ラジオ体操にあるやつだ。
インストラクターは女性で、全裸だった。体操をしている人たち(20人くらい)も、8割がた全裸。年取った人が多い。ほぼ女性ばかりなので問題ない。なんだか銭湯にでも来ているみたいだ。
来ている人たちは、同じ建物にあるプールからそのまま着替えずに来たようだった。そういう流れなのか。

インストラクターは、裸の体を床にぺったりと這わせ、ヨガのようなポーズで次の体操を始める。どう考えてもぶよぶよでシワのよった身体なのだが、権威ある先生のようだ。
みな、同じように這いつくばってヨガポーズを始める。私もやってみるがうまくいかない。

午後1時。きっかりに、人々がいっせいにいなくなる。昼休みが終わったということか。
つまりこの建物は会社の一部なのだ。従業員は昼休みにプールで泳ぎ、そのまま全裸で体操をして、業務に戻る、ということらしい。

インストラクターの女性となにか言葉を交わす。

(場所が変わる)

占い師かコンサルタントか、よくわからないがアドバイザーみたいな仕事をしている黒髪の女性と、応接間のソファーのような所で話をしている。さっきのインストラクターが若返った感じでもある。

旅行へ行く相談をしていたような気がする。
息子を連れて、どこか南のほうへ。

気づくと夫が来ている。ソファーに腰掛けているが、額がつるつるに禿げ上がり、その割にはふさふさの髪が頭部の6割を覆っている。こちらからみて右側の額のほうが禿ているが、つるつるでおもしろい。
(夫は、死んだときよりも若かった。40前後か。つまりそのあたりまで若返ったということか)

南の国へ行く話をしている。夫には計画があるようだった。女性コンサルとなにか相談していた。

やがて夫の計画の一部がわかる。若い男性のコンサルと話している。
南の国(ベナンか、と考えて自分で否定する。そういう国名じゃなかった。ベトナム? いや、マレーシアとかインドネシアとかな感じもした)に、土地を買い、建物を建てるのだという。設計についてコンサルに話している。
「そういう建物でしたら、建てられますよ」
若い男性コンサルが言う。
「でもどうするんです」

夫は事業計画を語る。何の仕事だったか。何かを売るらしい。
「で、余剰利益が出るから余裕でしょ」

楽しそうな事業計画だった。南の国の明るい太陽の光がさしてくるようだった。そういうイメージは、幸先が良い。

私はこころよく賛成し、夫と行くことにする。

気づくとすでに、その国にいた。
コンサルと同一人物なのか、わからない。若い男の運転手(契約で雇った)が車で家まで連れて行ってくれる。

到着した場所で、私はMacBookを開いてなにか仕事をしている。
すると夫が
「現場を見てくる」と言う。起業用に建てた建物のことか。

一緒に来い、というので、私はメールを書きかけたままのMacBookを閉じ、そのまま抱えてついていく。着いたら開いてメールを送信すればいい。ケースもなにもないから、落とさないようにしないと、と思い、注意深く脇にかかえる。シルバーのなめらかな表面にアップルマーク。古いMacBookだ。

助手席のドアから乗り込むと、運転席に夫が乗ってくる。運転手がいるのに夫が運転するのか。
「あの運転手、行くぞと言ったら、そうですか、って言いやがった。運転しないつもりらしい」
「行き帰りしか契約にないからそのほかは仕事しない、ってことじゃないの」

しょうがない、あとで交渉しよう、ということで、車はそのまま夫の運転で出発する。

これからこの南の国で、楽しい生活が待っている、という予感。

(夢の最初のほうでは息子を連れていたはずなのだが、息子の姿がなかった。もしかするともっと若い頃の私たちに戻っていたのかもしれない)







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