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インドで乗り継ごうとしたら


すでに壊れかけていて、よく覚えていないので、短くメモのみ。

インドで飛行機を乗り継ぐはずだった。目的地は、たぶんスペイン。同行していたのは、息子と夫。

インドの、片田舎の空港で、そこから国際線のターミナルに乗り換えないといけない。ところが移動手段がない。タクシーが来ない(または人がいっぱいで乗れない)。

外に出て、大通りならタクシーが走ってるんじゃないか、と歩き回る。日本のタクシーと同じような黒車体の、しかも赤く「空車」と書いてあるタクシーが目に入った。やっぱりいる!
と思ったら地元の大群衆がおしよせ、とても乗れない。

いつのまにか駅のホームにいる。電車が入ってきて、また大群衆がおりてくる。人の波にのまれそうになる。
おりてきた人たちが皆すごくあせって走っている。小学生ぐらいの子どもが、ホームにあった木製の箱をはがそうとしている。そのなかに、白いほうろう製の冷蔵庫みたいな物体が見える。
何をしているのか、と思ったら、どうやらトイレ代わりにしようとしているらしい。
大人も子どもも、長時間列車が立ち往生したせいでトイレが我慢できない状態になっているようだ。

その駅からどうやって乗り継ぎターミナルへ行くのかわからない。外で、レストランみたいな場所に入る。(乗り継ぐんじゃなかったのか)
私もトイレへ行きたいのだが、赤と青の男女のマークがあるドアはトイレじゃないらしい。
「あっちだよ」とおばさんが指をさす。店の外の別の建物にトイレがあるようだ。
行ってみるが、よくわからない。

時計が気になる。移動に1時間かかることがあらかじめわかっているのだが、もう、次の飛行機の時刻に間に合いそうもない。

すると息子が、「明日の◯◯時の便」と口にする。
明日?
乗り継ぎを、1日後にしたのか。インドでいったん降りて観光でもする予定だったのか。それならよかった…
だが、人が多すぎて身動き取れない。

人力車みたいなものに乗る。そまつな青いビニールシートがついたリヤカーか乳母車みたいなものだ。
息子が、これは乗りたくない、という。降りて走る、というのだが、私は心配になる。
この人力車の運転手はすごく走るのが速いから、乗らないとついて行けないよ、と説得する。

結局、乗ったような乗らなかったような。
だがどこへ向かっているのだろう……


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