見出し画像

freee TOGO World 2024 というイベントでアクセシビリティのブースを出しました

未経験から人類やってる駆け出しホモ・サピエンスこと、むろです。

2024年5月14日(木)に、弊社主催のバックオフィスの祭典(オフライン・オンラインイベント)があり、わたしはアクセシビリティのブースの企画・実施を担当しました。

LPのコンセプトにある
経営は、やること・覚えることでいっぱい。
それらが、もし「やらなくていい」「忘れてもいい」
ものになるとしたら?

の、「やらなくていい・忘れてもいい」の部分にSaasプロダクトにおけるアクセシビリティが担う役割「合理的配慮をユーザーが意識しなくてもいい」が該当するはず!ということで、今回はfreee人事労務の「勤怠機能」に焦点を当て「freeeの製品は障害がある方でもお使いいただける品質です」をご参加くださった皆さんにアピールしてきました。

当日のイベントのダイジェスト映像です。一瞬、必死に何か(合理的配慮の説明あるいは人事労務の機能について)を説明しているわたしが映り込んでいます。ドンマイです。

準備したこと・もの

  • ブースで投影する用の動画(訴求ポイント・キャッチコピー案、絵コンテ作成、撮影の手配など)

  • チラシ(作成、発注)

  • ブースで説明する人(わたしより機能を知っている高度人材への依頼)

合理的配慮について説明しているチラシ

わたしが担当しているブース以外はfreeeのプロダクトや機能単位で設置されていて、それぞれが他のブースに誘導するように体験設計されていたんですが、企画の段階でそこから外されてしまい(なんならブースを出すこと自体が忘れられていたので、出させてくれとマーケやPMの方に粘った)、自力で集客しなければならない陸の孤島のような存在になることがわかっていたので、急遽、集客時のフック用と、持ち帰ってくださった方に思い出してもらう・稟議時に利用してもらえる用のチラシを作りました。

  1. ブースを通りかかった方にfreee人事労務に勤怠という機能があることを知ってもらう

  2. 興味がありそうな方にチラシを渡しながら「合理的配慮ってご存知ですか?」と声をかけ、合理的配慮の提供について説明し、知ってもらう

  3. 実際に障害のある方が使っている様子の動画を見てもらい、どのように使うのか知ってもらう

という流れを想定して動画とチラシを作成しました(動画はいつかそのうちどこかで流すことになると思うのでご期待ください!catさん、ご出演・ご協力いただきありがとうございました!)。

2の「合理的配慮ってご存知ですか?」というフックはUXリサーチチームから「合理的配慮自体お客さんが知らない可能性があるので、そこの説明から始めたほうがいいですね」というアドバイスによるものだったんですが、実際、声をかけたお客様の100%が「知らない」(アクセシビリティという単語についても同様)という回答でした。

どの方も概ね「そんなことが義務化されていたとは」という反応だったので、TOGO Worldのコンセプト「やらなくていい・忘れてもいい」の、一個手前の「知らなくてもいい」をfreeeがアクセシビリティ対応をすることでカバーできていたのを実感しました(ポジティブ)。

ブースは当日現れた営業の方々(おそろく仕事できる高度人材だったので、かんたんな事前説明のみでお客様にガンガン声かけしてくださった)がついてくださったのもあり、陸の孤島どころか70人+のお客様にお話しすることができ、大盛況でした🌟

感想

準備段階から当日まで、社内外双方で「合理的配慮」「アクセシビリティ」について説明する必要が何度もあったんですが、どの方からも説明をポジティブに聞き入れてもらえて、これまでa11y普及活動を開発チームに周知していくことだけ意識してましたが、利用中のお客様や契約検討中のお客様、弊社のセールスの方々にもアピールする必要性があるのと、その効果を感じました。

余談ですが、当日のブース担当でcatさん(弊社エンジニアさんで全盲の方で動画にも出演してもらいました)にも協力してもらったんですが、雑談で「合理的配慮という言葉は障害者はみんな知っているというか、アピールしていくよう教えられている」というような話しをしてもらい、当人がアピールすることで周りが動くものではなく、アクセシブルであることが当然という存在になるような世界になるには働きかけがまだまだ必要で、やっていきの伸びしろがあるわ〜〜〜と思いました。

こちらからは以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?