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不妊治療の相談会に行ってきました

わたし達夫婦は、結婚して5年。なかなか子供が授からず、そろそろちゃんと考えたほうがいいと思い、不妊治療を始めようと思っています。

毎月ポストに入ってくる市の広報誌を読んでいると、不妊治療の無料相談会を見つけて、早速申し込みました。

予約は電話で。平日午後に半休をとって、妻と2人で行ってきました。


医師との面談

面談は2部構成。医師との面談から、助産師さんとの面談という流れでした。最初に問診票に記入し、それをもとに面談を行いました。

医師との面談で最初に指摘されたのは、行為の回数が少ないこと。タイミング法であっても妊娠は確率の問題なので、数をうつ必要があるとのことでした。

その他、不妊治療の流れや費用面など、いろいろなことをお聞きしました。

医師から聞いたこと
※あくまで私が解釈した内容です。

・不妊の定義は、1年以内に子供が授からないこと。これは古いデータで「妊娠を意識して1年間活動したカップルが、妊娠する確率が80%程度」からきている。

・不妊治療にはタイミング法、人工授精、体外受精の方法がある。
・タイミング法より人工授精のほうが妊娠確率は高いが、わずかである。
・体外受精は最も妊娠確率が高いが、それでも自然妊娠の確率を上回ることはない。

・基礎体温を測る方法は、振り返って排卵日の予測はできるが、タイムリーな排卵日予測はできない。
・タイミング法では生理から14日前後で、集中して行為する(例えば2日に1回)ほうが効率的。

・費用面は病院による。
・不妊治療の進め方も、検査結果や病院の対応による。
・ヨーロッパでは30歳になると、検査だけは受けるよう勧められることがある。

医師との面談をして、現実を突きつけられた気持ちが強かったです。

これまで「できれば子供が欲しい」という思いで、成り行き任せでやってきました。だけど、それでは授かる可能性はかなり低いんだと。

成り行き任せだと時間を浪費するだけ。子供が欲しいなら、それなりの行動をする必要があるのだと、思い知らされました。


助産師さんとの面談

続いて、助産師さんとの面談を行いました。

助産師さんは温和な方で、寄り添って話をしようという意思を感じました。(医師の方が寄り添ってなかったわけではありませんが…。)

印象的だったのは、不妊治療相談の場なのに、必ずしも子供をもたない選択を提示してくれていたこと。夫婦2人で話し合ってした決断が正解だと、ずっとそのスタンスで話してくれていました。

助産師さんから聞いたこと
※あくまで私が解釈した内容です。

・タイミング法と人工授精の妊娠確率は、それほど変わらない。体外受精は確率が上がるが、それでも50%を上回ることはない。
・体外受精で、10年以上治療を続けて授かった夫婦もいる。

・卵子凍結という選択がある。卵子は歳を重ねると劣化していくから、若い状態のものを採取して凍結する。
・卵子凍結で、子供が欲しいと決断するタイミングを先延ばしにできる。欲しいタイミングで若い卵子を使う方が、先天性疾患などのリスクも下がる。
・例えば20代独身時代に卵子凍結しておいて、結婚して妊活するタイミングで使用する女性もいる。
・がんなど身体的負担が大きい治療の前に、卵子凍結しておく人もいる。
・当然、卵子の保管管理費用が発生する。

・必ずしも子供をもつ必要はない。
・子供をもつことで、経済的な問題も生じてくる。今の収入を自分たちのために使う選択もあり。
・夫婦2人の生活が楽しいなら、それを継続することも選択肢になる。
・まず検査する選択もあるが、不都合な結果を見ないために、あえて検査しない選択もある。検査せずに今のまま続けて、ふと子供を授かることもある。

・不妊治療は、どの程度子供が欲しくて、それに対しどの程度の治療を選択し、どのくらい費用や期間をかけるか、夫婦ですり合わせる必要がある。
・お互いの考えを話し合って決めるのが先決。

卵子凍結は、寝耳に水なお話でした。お金持ちの選択肢だと思っていたので、まさか自分たちにもその選択肢があるとは思っていなかったです。

助産師さんの話を聞いて、わたし達夫婦の価値観すり合わせが足りないことに気づきました。


まずは検査をしたい

医師の方、助産師さんとの面談を終え、帰り道に夫婦で話しました。話すと、わたし達夫婦の考えはびっくりするほど一致してました。

子供は欲しいけど、何がなんでも欲しいわけじゃない。今は保健が適用されるのだから、保健の範囲内で行って、それ以上は無理しなくてもいいのではないかと。

そして、まずは検査をしたい。検査することでその先の対応も見えてくるし、何よりわからない状態で放置するのはイヤです。

早速、面談のなかで紹介された産婦人科で検査予約をしました。今度、検査の相談をしてきます。

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