見出し画像

煙突

「きたなし(汚)とは形無しの言いかえで、本来の形が崩れた状態を指す。対するきれいとは本来の形をそのまま保っている状態のことを指す」。
と、漢文学者の白川静の言うとこをnoteで紹介してくれた方がいたので引用させていただきました。そこからの思いとして

△△△△△△

本来持ち合わせている自分の心の形が変わってしまう夜がある。外的圧力の起因するものがほとんどであるがその起因するもののトリガーになっているもののひとつのファクターは自身の心かもしれない。どちらにしても外面は?平和主義の僕の心は形、無しになる。

平穏で静かな週末の21時以降の時間帯は貴重だ。最近入手したパラフィンオイルのストーブを灯す。室内使用禁止と注意の朱書きがあるので窓を少しあける。前身が暖かく背中が寒い、この感覚がよい。平穏で静かな平和な夜でもこのようなややスリルに満ちたアドベンチャー感を体質が求めるようだ。気持ちのどこかに必ずいるGOONIES.
だが、すきま風だらけの古家だから問題はない。

△△△△

ステンレスのコップに氷を入れてジャックダニエルを注ぐ。昔は真夜中の焚火の残り火でのテントサイトでこのバーボンの味と香りに取りつかれて数杯はいけたが最近は滅法、軟弱化してワンショットあればそれでよい。 大き目の氷をじわじわ溶かしながらの、それでちょうどよい。

氷はもともと水であるから氷の状態が溶けて崩れたとしてもきたなし(汚)、形無しにはあてはまらない。

水本来の形に戻ろうとする状態に真夜中、向かっている氷。 綺麗な融解だ。用意したカセットガスボンベの中の液体状のLPGがセットされ放出口を解放され圧点火を火種に(パチパチ)引火して触媒を通して炎として連続燃症してその熱を放射する。

エアコンから発せられる電気熱よりもパラフィンオイルのストーブとカセットコンロなれど炎の果てしない暖かさが温もりを感じさせる。

暖炉などと理想は言わないがせめて無性に薪ストーブが欲しくなる。問題は煙突をどうするかだ。

今の一般住宅に換気扇は当たり前にあるが煙突のある家はあまりない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?