ヒルの話 ヨルではなくて
森の中で遊んでいて一番関わりたくないものは山ヒルです。特に湿気の多い雑木林や雨後。
激しい雨の中、みんなでブルーシートを雨よけにして火を焚いて肉を焼いていたら仲間の一人が奥の森から戻ってきました。彼の姿を見て全員が絶句。
白いシャツの首あたりから胸あたりまで鮮血で真っ赤でした。本人は全く気付いていません。ひと騒ぎありましたがそれは事件ではなくて山ヒルの仕業と分かり取りあえず安堵。その直後、ぼくも首から胸にかけて血まみれになりました。慌てて車に避難して脱いで
ムヒαEX。
脱ぎ捨てたTシャツだけを見ると事件、事故の様相を呈します。
山ヒルはいつの間にか人の皮膚につきます。そのプロセスはかなり凶悪です。噛みついたことに気づかれないようにまず皮膚の表面に麻酔液を塗ります。 麻酔が利いた頃を見計らい強靭なあごで皮膚の表面を削り取ります。 自分の口を入れられるぐらい削ったら今度は自分の口やら顎を差し込みます。それでにじみ出てくる血液を生ビールのように一気飲みするのです🍻体がパンパンに膨らむまで血液を吸い取ると今度は皮膚から口を話すと同時に血液を固まらなくする液を塗り、自ら落ちて完結します。そのプロセスの途中、 人はまず気が付きません。血まみれだと誰かに言われて初めて気が付きます。関わりたくない山ヒルです。川の下流あたりで遊んでいると川ヒルという最悪な奴がいます。 レバーみたいなやつ。
このおぞましい話は書きたくないというより書かない方がよいでしょう。
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