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「時間は有限」

前回、「感染性心内膜炎」という病気について書きました。
今回はその続きになります。

人間は案外脆い

私はこの病気を通して人間という生物は思っているより脆くて、たった少しの菌が原因で「死」に
繋がるリスクがあると感じました。
しかも唐突にやってくる。
このことは現在、世界中の人々が実感している
ことではないでしょうか。

以下はスティーブジョブズが有名なスピーチで「死」について語った際のものです。

自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。我々はみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです。
誰も死にたくない。天国に行きたいと思っている人間でさえ、死んでそこにたどり着きたいとは思わないでしょう。死は我々全員の行き先です。死から逃れた人間は一人もいない。それは、あるべき姿なのです。死はたぶん、生命の最高の発明です。それは生物を進化させる担い手。古いものを取り去り、新しいものを生み出す。今、あなた方は新しい存在ですが、いずれは年老いて、消えゆくのです。深刻な話で申し訳ないですが、真実です。
あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。
出典:「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳
米スタンフォード大卒業式(2005年6月)にて
2011/10/9 12:00日本経済新聞 電子版

私は、手術の後このスピーチを見て非常に感銘を受けました。
私たちにとって「死」は一番遠ざけたいテーマで
あるけれど、一度側に置いて向き合うことで、
目の前の些細な大切なことや、幸せなことに気づくことができるのではないでしょうか。
また、限られた時間の価値を考える良いきっかけ
にもなると思います。

「時間は有限」

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