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今週のコーチング・心理学系の記事ピックアップ(2024年8月12日)

「よい」も「悪い」も状況次第|ちくま新書|小塩 真司

この前、知り合いが「ネガティブな投稿でごめんなさい」と前置きをしたSNSに文章を書いていた。ネガティブな投稿でごめんなさい、とはいったいなんだろうか。そんなことを考えていたときに目にした記事。本も読んでみたくなった。

性格の良し悪しは、その性格の内容で決まるわけではありません。性格の良し悪しは「どのような結果に結びつくか」で判断されます。よい結果に結びつくことが示された性格は「よい性格」であり、悪い結果に結びつく性格は「悪い性格」なのです。簡単に思えますが、しかしそんなに簡単な話でもありません。性格がよい結果に結びつくか悪い結果に結びつくかは、状況との兼ね合いにもよるのです。

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オリンピアンの心理学と、彼らがどのようにして パフォーマンスを発揮するか

オリンピックを見ていると、そこに出てくる選手たちは、まるで超人のように見えてくる。ヒーロー的であり、スーパーマンのような象徴的な存在に感じられる。が、実際は彼らも同じ人間なのである。その競技における肉体的な特性は抜きんでているものがあっても、心が世界一強いわけではない。負けた選手に対する誹謗中傷の声のニュースを横目で見ながら、目にした記事。

オリンピック選手はチャンピオンかもしれないが、私たちと同じように、精神的な充電のために十分な睡眠やダウンタイムをとるなど、基本的なことを優先する必要がある。 2020年に実施されたオーストラリアの研究では、精神的なウェルビーイングの維持と競技パフォーマンスの向上との関係が強調されている。

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より良い睡眠から恩恵を受ける

私は普段、寝つきがすこぶるいい方で、もともとは入眠に悩んだことはなかった。しかし、ボディビルを趣味にしてから、減量の際にその身体的ストレスにより、うまく寝付けないことが増えた。この体験により、不眠の難しさを体感するようになり、徐々に知見を貯めている最中である。そのようなときに目にした記事。ベッドが睡眠装置ではなくなっている視点が興味深い。

長い間眠らずにいると、睡眠を難しくするような連想が生まれます。 例えば、ベッドそのものが 眠っているのではなく、起きている合図になってしまったり、ベッドで携帯電話を使ったり、テレビを見たりするなど、睡眠を妨げる行動をとってしまったりする。 刺激制御は、ベッドが質の高い睡眠のための場所になるように、役に立たない関連付けを変えることを目的としている。

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