COVID-19対策の最前線に立つ非営利団体に向け、テクノロジとクラウド面でのサポートを拡張 (2020/4/16、ブログ更新のお知らせ)

※米国マイクロソフトからブログ更新のお知らせが来ました!

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COVID-19対策の最前線に立つ非営利団体に向け、テクノロジとクラウド面でのサポートを拡張
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※本ブログは、米国時間 4 月 13 日 に公開された
“More tech and cloud support for nonprofits on the frontline of COVID-19”の抄訳です
< https://blogs.microsoft.com/…/tech-for-social-impact-covid…/ >

マイクロソフト慈善事業担当ゼネラルマネージャー
ジャスティン スペルハウグ(Justin Spelhaug)
< https://blogs.microsoft.com/on-the-issues/author/jspelhaug/ >

このところ毎日、救命救急や初期対応にあたる非営利団体が、命に関わるサービスの支援や提供に向けてとてつもなく重要な役目を果たしており、世界中のコミュニティがこうした団体に感謝の意を示しています。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)によるパンデミックで、このような団体の人たちがコミュニティのヒーローとして注目されるようになりました。
団体の職員やボランティアが、仕事の範囲を超えてコミュニティ全員のために自らの健康をも犠牲にしているためです。マイクロソフトでは、この危機的状況においても、非営利団体がリモートワーク環境へと移行しつつ、危険にさらされている子どもたちや家族の支援を継続しているという話を何度も耳にしています。

2 年半前、マイクロソフトは慈善事業の一環として Tech for Social Impact
< http://www.microsoft.com/nonprofits >
を立ち上げました。これは、非営利団体に対し、世界レベルのクラウド技術を安価に提供するというもので、こうした団体の影響力を高めることを目的としています。本日マイクロソフトは、長年におよぶ非営利団体への支援をベースに、3500 万ドル用意することを発表します。
これは、救命救急や初期対応にあたる非営利団体のCOVID-19 対策を支援するもので、Microsoft Azure クレジットの倍増や、Windows の特典の強化、新たな無料サービスなどの費用に当てられます。これにより、非営利団体では希少なリソースに余裕ができるほか、リモートワークやトレーニングの支援が受けられ、COVID-19 への対応にデータ分析が安全に活用できるようになります。
一部の地域では、既存のお客様を優先するため Azure の無料枠
< https://azure.microsoft.com/…/our-commitment-to-customers-…/ >
に一時的な制限をかけていますが、マイクロソフトはこの危機的状況において、初期対応者にサービスを提供し、必要な技術とリソースが使えるようお約束します。

今回の取り組みの詳細は以下のとおりです。

■対象:

・救命救急や初期対応にあたる非営利団体が優先されます。対象となるのは、健康支援、福祉、公衆安全、食品栄養、住宅支援、COVID-19 の研究に携わる組織です。

■特典:

・有効期限 12 ヶ月の特定非営利団体へのAzureクレジットを 3500 ドルから7000 ドルへと倍増します。

・Window Virtual Desktop
< https://azure.microsoft.com/en-us/services/virtual-desktop/ >
の利用シーンをサポートするにあたり、TechSoup の寄付プログラムとしてWindows Upgrade を100ライセンス分用意するほか、6 ヶ月間のWindows Enterprise E3 トライアルを最大 100 シート分を利用できるようにします。
これにより、ベースとなる OS ライセンスが提供され、中規模組織向けのWindows Virtual Desktop 機能がすべて利用できます。

・迅速な導入を支援するため、新たに以下3つの無料リモートサービスを用意します。

‐Azure Onboarding Concierge:
Azure クレジットのサブスクリプション設定を支援するほか、管理者の役割が理解できるよう、またコスト管理とガバナンスのベストプラクティスが把握できるよう支援します。

‐Windows Virtual Desktop Help Desk:
Windows Virtual Desktop の導入時に技術的な質問がある組織をサポートするため、パートナーや FastTrack を紹介して長期的な延長サポートが受けられるようにし、導入の効率と効果を高めます。

‐Microsoft Community Training (MCT) Concierge< https://microsoftcommunitytraining.com/ >:
MCT により、大規模なモバイルベースのコミュニティでパーソナライズされた学習が受けられるようになります。利用可能なコンテンツの概要が提供されるほか、コンフィギュレーションや導入も支援します。

■利用方法:

・すでに対象となっている組織:
特典を確認するには、Microsoft Nonprofit Portal
< https://nonprofit.microsoft.com/en-us/getting-started >
のCOVID-19 対応サービスをクリックし、特典を活用してください。

・新たに対象となる組織:
まずは Microsoft Nonprofit Portal にて登録してください。こちら
< https://nonprofit.microsoft.com/en-us/getting-started >をクリックして非営利団体の認証プロセスを開始し、初期対応および救命救急の要件を満たす非営利団体として承認されれば、Microsoft Nonprofit Portal でCOVID-19 対応サービスが受けられるようになります。

・詳細は、FAQ ガイド
< https://www.microsoft.com/en-us/nonprofits/faq >
をご覧ください。

マイクロソフトは、COVID-19 に対応する組織の多くから、データを整理し実用的な知見を導き出す必要があるとの意見を耳にしてきました。こうしたニーズに対応するため、マイクロソフトはすべての非営利団体が利用できる
Nonprofit Data Warehouse Quickstart
< https://www.linkedin.com/…/announcing-nonprofit-data-wareh…/ >
を発表します。これは、異なるデータソースを単一のデータウェアハウスへと統合し、データを Power BI で可視化するものです。同ツールにより、データの力を駆使して最も効率的なリソースの活用法を見い出し、今のような厳しい状況下でも現場のコミュニティをより効果的にサポートできます。

マイクロソフトの慈善事業に関する今回の発表と、AI for Health
< https://blogs.microsoft.com/…/2020/04/09/ai-for-health-cov…/ >
に向けた取り組みは、いずれもマイクロソフトが COVID-19
< https://news.microsoft.com/…/how-our-community-is-respondi…/ >
対策として献身的に取り組んでいる大きな枠組みの一環です。その中でマイクロソフトは、遠隔教育をサポートして世界中の学生に力を与え、企業の在宅勤務を実現し、必要な医療機器を確保し、地域社会を支援しています。
本日発表した内容は、すべての非営利団体に向けた既存のサービスに基づいています。
背景となる情報の詳細については、COVID-19 Resource Guide for Nonprofits(非営利団体向け COVID-19 リソースガイド)
< https://aka.ms/NonprofitResourceGuide >
をご覧ください。

マイクロソフトでは、世界中の非営利団体のすばらしい活動に深く感謝しており、これからも COVID-19 を克服するためのリソースを非営利団体に提供する取り組みを確実に続けていきます。

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