佐藤酒造店の「歴史的」「新商品」を観に酒蔵まで行ってきました。その④

「魁雪」の「魁」の意味や
昔、漢詩の中で「魁雪」と言う言葉を使うことが
「そもそもの」「さきがけ」の意味になっていく
そんな「歴史的」な匂いを感じていただけたこと
と思います。

「魁雪」とは、雪積もる日々の中で
「梅の花が全ての花にさきがけて咲く」
さまである事

まさに、梅と共に生きる酒蔵
佐藤酒造店らしいネーミングだと
納得します。

「魁」と言う漢字は「鬼」と「斗ます」と言う文字から成り立っています。

「一斗」とは
10升が1斗、10斗が1石となる。
日本では、明治時代に1升=約1.8039リットルと定められたので、1斗=約18.039リットルとなるわけです。
まさに「日本酒」に相応しい「魁の斗」の部分です。

日本酒で言う一斗とは「一斗樽」を意味します。

まさに、これなのです。

ちなみに、上の写真に出てくる3つの一斗樽は
佐藤酒造店の醸造蔵に飾られているものです。
普段は見れない場所に置かれているので
ある意味貴重な写真です。

「魅力」と言う言葉にも
「鬼」と言う文字が
使われています。

長嶋さんの記事に詳しく解説されていますが。


言葉では表現できないもの
得体のしれない不可解なもの
実態の伴わない、あるか無いかわからないもの
ちょっと怖ろしいもの
人の心を惑わすもの


それが「魅力」
の語源なんですね。


昔の人たちは
自然や人間、死や魂、
妖精のような存在

そういったものと共存していたのかな、と思います。

はっきり線引きをせず、
その存在に感謝と畏れを感じながら
常に生活していたのかな、と。

と「魅力」の「魅」をご説明されています。

今年は「鬼滅の刃」が全部でも大ヒットして
世界で一番興行収入の高い映画になりました。

「鬼」と言う概念は「世界でも通用する」事が
わかりました。

上の長嶋さんの書かれた

言葉では表現できないもの
得体のしれない不可解なもの
実態の伴わない、あるか無いかわからないもの
ちょっと怖ろしいもの
人の心を惑わすもの

は、そもそも「お酒」を意味することもありますし
「新型コロナ」そのものも、なんとなく似ています。

「自然界に対する畏れ」とは
本当に上手な表現だと思います。

古い古い歴史ある時代から「漢字」「一語」でも
深い深い過去の歴史がある事がわかります。

まさに今は「魑魅魍魎」の時代。笑

長嶋さんの記事では、こうも書かれています

現代は科学も進歩して
「魅力」と感じることが少なくなっているのかもしれません。


「魅力」てなんだろう、と改めて考えたとき

思いついたことが

「人に夢を与えられること」

でした。

「魁」と言う言葉から始まる
佐藤酒造店の新商品「魁雪」

なんとなくでも、天ぷら屋のオッチャンに
伝わる気がして来ています。

「雪」の部分と「商品そのもの」の話は
また別の機会に。

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